2019年6月9日 森吉山の花状況偵察

2019年6月9日 森吉山の花状況偵察

日曜日、阿仁スキー場のゴンドラを使って
森吉山に行ってきた。
まだ残雪があるためか、比較的
ゴンドラは空いていた。
今日はわたしは単独だったので
後ろに並んでいた3人組と
ゴンドラは相乗りに。

ゴンドラの窓越しに、
ブナの梢のあちこちに
クマ棚があることを教えてもらったり
クマよけにはニンニクを
腰にぶら下げるといいとか
教えてもらったりと、あっというまの
ゴンドラ空の旅だ。

久々の阿仁ゴンドラは
ゴンドラ駅終点にもこんなテラスや
なによりもトイレが設けられていて
登山者にはとてもうれしい。

トイレは二階と1階にひとつずつなので
そんなに多くはないから
基本は出発点で済ませた方がスムーズ。

9時10分ごろ、出発。
さっそくシラネアオイが見頃。

途中から雪が出てきた。
モロビも。
モロビが出てくると
甘い独特の香りが辺りに漂う。

モロビの
フィットンッチッドの森を
過ぎれば森吉山の山頂、
向岳が見えてくる。

ところで、
シラネアオイが見事で
こんなに惜しげも無く咲く花だったのかと
ちょっと白根葵に対する意識が
変わってしまうほど
見事な咲きっぷり。

お気に入りのゴゼンタチバナ。
久々に会う。
何が好きかって、みて欲しい。
この葉っぱのつき方と花のつき方の
絶妙なシンメトリー。
そのまんまで図案化されている。
惚れるしかないだろう。

しかも実の色だって
さすがはゴゼンタチバナ!と
言いたくなるような色彩なのだ。
こうきたか〜
マゼンタ80%にイエロー95%ぐらい。
いいのだその赤さ加減が!

手前にはヒナザクラが
群落を作っている。

そうこうしているうちに
分岐点にある石森だ。
9時30分前。

石森から一ノ腰方面。
手前に森吉神社が見える。

本日は向岳こと森吉山の山頂へ。

雪が残るせいか
登山者も比較的少なく
思ったよりも登山道は静か。

石森から先、少し雪が残るが
迷うほどではない。

ツマトリソウ。
石森付近でゴゼンタチバナとともに
見頃だった。

もう少し季節が進めば
ニッコウキスゲなどもみられるが
今は雪解け直後。ヒナザクラが
ようやく咲いたばかり。

マンサクの花とその葉っぱ。
花と葉っぱを同時に見たのが
初めてでうれしい。

魔除けの鐘。
ここまでくれば阿仁小屋はすぐ。

9時55分、小屋到着。
トイレ小屋が増設されてからは
初めて来た。
この日はまだ、鍵がかかっていた。
小屋の中のトイレは使用可能。

山頂へ向かう。
登山道わきにはミツバオウレンや
イワナシが咲きそろう。
もちろんシラネアオイも。

花好きな見知らぬお父さんに
花の名前を教えたりしながら
のんびりと。

この日ひとつだけ見つけた
イワハゼ(アカモノ)の花。
これからどんどん咲き始める。

カメラ目線のオオバキスミレ。

稚児平の手前では
ヒナザクラや
チングルマが草原を埋めていた。

稚児平の休憩場所までくると
まだここは雪が溶けたばかり。
花はまだまばら。

日当たりがいいところでは
こんな感じ。

ウラジロヨウラクはこれから。

綿毛に変身中。

10時43分、山頂。
何年振りか。

ランチにも早いので
山人平を偵察に。
山頂から覗き込めば
まだまだ花の賑わいはなさそう。

山頂から残雪をひたすらおりて
女性と入れ違いに。
花の具合を聞けば
ミズバショウがようやく咲いたばかり
とのこと。

せっかくなので、まあ
行ってみるか。

露出した夏道は雪解け水で
沢になっている。

ミズバショウが出迎える。

たしかにミズバショウばかり。
ここまでくる人も
ほとんどいない。静か。

廃道下山の続きは後日へ

山歩きの記録カテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。