ガイドの仕事もあって
年に何度も通う秋田駒。
ほとんどアルパこまくさからバスに乗り
八合目小屋を起点にハイキングコースを
ぐるっと廻るか、
国見温泉から秋田駒ピストンなので、
たまには違うコースをあるくべと
笹森山から湯森山、笊森山、そして乳頭山へと
縦走してきた。
ログはこちらYAMAPでどうぞ。
コースタイムは
7:42 アルパこまくさバス
8:12 八合目小屋出発
8:18 湯森山
12:35 乳頭山
13:15 避難小屋
15:09 孫六温泉
車は一台を乳頭温泉駐車場にデポ
八合目小屋脇から登山道に入る。
最初はやたらいい道だなと思ったが
まわっていくと残雪。
ここからぐんぐん下っていく。
下り切って赤倉沢を渡渉。
雪解けで水量多い。
本日のメンバーは矢留山岳会の
橋爪さん、伊藤さん、高瀬さん、まっつ。
雨のたびにえぐれるようで
登山道はこんな感じ。
歩きにくい。
脇に笹があるのだが、花をつけていた。
秋駒の新道コースの笹も花をつけていた。
来年は一帯が枯れるんだろうか。
雪解けの遅い地形らしく
花はヒナザクラが咲いたばかり。
秋田駒の最高峰であり秋田県の最高峰、
男女岳が背後に。
木道の道に出ると今日目指す、
乳頭山が見えてきた。
笹森山。巻道があるので
山頂をスルーされがちな山らしい。
本日もスルーするつもりが、
巻道が残雪に埋没していて、うっかり山頂へ。
踏むつもりもなく来てしまった。
笹森山、初だーというメンバーもいたので
まあ、いいか。
昨日からの高校総体で審査員の方お二人が
山頂で待機していました。お疲れ様です。
例年は雪があって斜度のキツイところには
ロープを張るのだが、今年は雪が少なくて、
ロープなしで大丈夫だったとのこと。
気を取り直して湯森山へ向かう。
湯森山では、矢留山岳会の齋藤会長が
高校総体の審査で笹薮に潜んでいるとのこと。
なだらかな登山道でときどき木道もあり、
視界もきいて気持ちがいい。
今年何度目かの花見。
まだ咲いたばかり。
山頂で齋藤会長と合流。
せっかくなので高校生らと同じ
山座同定と植物道程の課題を出してもらう。
100点だった。やったー。
湯森山を過ぎれば岩手側に展望が
ひらけてくる。
かなたに早池峰山。
行く手の笊森山と
奥に岩手山。
ちょっとした岩場があって
そこに立てばなんだかもっと高い山に
きている気分に。
さてしかし。
このあたりから登山道は
ときどき藪。
足元が見えないのでギャップがあると
すっ転ぶ。
藪かと思えば、こんな湿地帯も。
熊見平。熊はいなかったけど。
ここまでくると、
オオシラビソが出てくる。
別名モロビ。香りが良い。
男女岳などの秋駒周辺は
新しい火山なのでこのモロビが
生育していない。
高層湿原。
高い場所にあるからではなく
泥炭が蓄積して、水の供給が地下水ではなく
雨水のみとなった湿原。
岩宿。
いい岩だ。のぼりたい。
笊森山到着〜。
同じガイド協会のIさんもくつろいでいらっしゃる。
めざす乳頭山。
乳首感ゼロに。
笊森山から下ると眼下には
千沼ケ原の池塘が見えてくる。
きょうは行かないよ、と告げるも
行きたくなる景色ですわな。
さて、乳頭へ。
ここからさきは風が強い。
西風のときなどは、まともに
風がぬけるので大変そう・・・。
鞍部付近で、千沼ケ原からのコースと
合流する。
強風のなか最後の登りへ。
雪のあるシーズンは何度か登るが
雪のないシーズンはなかなか
足が向かない山でもある。
白根葵がちょうど見頃。
山頂直下でわんさかと。
到着〜。割と人いない〜。
こんだけ風が強いとそりゃそうか〜。
矢留の愉快な仲間たちと。
田沢湖もくっきり。
風も強いし下りるべと
下山開始。
避難小屋までの稜線で
なんとコシアブラ。
避難小屋でランチタイム。
積雪期では知り得ない、
小屋周辺の充実の見どころ。
孫六へ降りるのだが、
雪があるときはどうってことのない下山、
ブナ林は安定の美しさだけれども
久々の無積雪期の登山道、
えらい歩きにく。。。
コシアブラ採りながら、ブナ眺めながら
エゾハルゼミに耳を傾けながら
のんびり降りるに限りますね。
大釜温泉の足湯の看板、かわゆい。
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