見晴らしの良さと
アップダウン疲れでまったりと
萱森で過ごしたのち、
またしても下る、下る、
170mも下る。
もう勘弁してくれというくらい
下りまくって、コルに差し掛かると
エスケープルートの誘惑が待っている。
ここから沢コースがあり、
駐車場へ戻ることができるのだ。
アップダウンがこの先
あと何度あるか、確認もしたくないが
その先に丁岳がかっこいい。
登るしかねべ。
こんな急登や、
滑落したらやばそうな
岩の斜面を繰り返す。
もっか、我々の心の支えは
風のコル到着だ。
なんだかステキな響きの名前に
一縷の安らぎを求めていた。
コルがあるたびに
ここでね?の問答が繰り返される。
めいめいが気に入ったコルを
風のコル呼ばわりした。
見上げる丁ときたら、
ラスト一座なのに遠い。
この一帯はクマとの遭遇率が高いようだ。
本日はさすがにこの人数、
落とし物との遭遇にとどまった。
もう丁の肩に出た。
足元から切れ落ちる絶壁だ。
よっしーさんがうひょーと身を乗り出す。
絶壁すぎる丁を楽しむよっしーさんに
高所が苦手なすよさんの悲鳴が響く。
いやこれ、写真でみると
怖いほどの高度感。
まともな登山者は真似しませんように。
またアップダウン越えて、
14:17、丁岳登頂いえーい。
丁からの登山道は
ここまでの登山道に比べたら
文明的だ。
え、ここ、という戸惑いが
まずない。
ただ、急であることは変わりない。
あちらに見えるは今日、アップダウンの
観音森、庄屋森、萱森の縦走路。
圧巻だ。
ところで、下山終了間際、
従来の登山道が通行止めだ。
通行止めの理由はこれ。
橋が崩落していて、渡渉となる。
渡渉ぐらいなら、とはいえ、
露岩の急斜面から沢に降りるので
とっても滑りやすい。
だいたいこんなとき、
先陣切って
ドボンの期待に応えてくれるのが
イトウさんだ。
そしてこんなときに
確実なルートを見極めるのが
会長だ。
16:19下山完了。
お疲れさん。
来週も来るかと問われれば
全員まちがいなく
首を横に振る。
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