2020年11月22日横手いこいの森を歩きまくった。2。

2020年11月22日横手いこいの森を歩きまくった。2。

横手市いこいの森、その1はこちらから

そしてヤマップデータはこちら

野鳥散策道

うっそうとした杉林らしく、
苔むした山道を行く。
苔のシーズンはよくわからないが
なかなか見事なツヤと密度にしばし見とれた。

うっそうとしたゾーンはすぐに抜け、
ちょっとした急登を明るい空へと
登っていく。

落ち葉に埋もれてツチグリがひとつ。
負傷したプチ火星人の風情で
佇む。茶色いタコっぽくもある。

こちらは緑のタコの風情。
中央の花芽はうっすらピンクで
来年咲くのだろう、ショウジョウバカマ。

登り切ると伐採された跡に出る。

ぷらんぷらんと可愛い実は
コマユミ。見た目、愛らしいが
全草毒で特に種子。アルカロイドの一種の
毒なのでくれぐれも、味見などしないように。

登り切ると、舗装道路に出るが
車は乗り入れてこない様子。
見晴らしがよく、遠くに西山山塊。
鳥海山は裾野だけ雲の下にのぞいていた。

広がる水面は明永沼。

眺望の道

てくてくと広い道を歩いていく。
舗装道路とはいえ、この時期は
落ち葉に覆われているので
無粋なアスファルトは隠れている。

ゆるく登っていくと右手に
みはらし草原のプレート。

登ってみると、朽ちたスキーリフトの奥に
広場があって、展望がひらけていた。
だーれもおらず、
傍の木にはコゲラなのか盛んに
木をつついている。何種類かの小鳥が
松ぼっくりをつついたりと賑やかだ。

展望の草原でおにぎりでランチして
再び「眺望の道」に。
ちゃんと、自撮りゾーンもあったので
セルフ記念写真。

たどり着いたのは憩いの森の運動広場。
雪椿荘はもう冬囲い。

雪椿荘からも眺望はすばらしい。
ベンチも雪囲い中だ。

この広場には綺麗なトイレも。
男女兼用で、下足厳禁。
ここはまだ雪囲いもなく使用できた。

元熊野堂跡へ下りていく。
欝蒼とした杉林に、やや引くが
せっかくなので巡ってみる。

元熊野堂参道

ここは熊野神社元宮があったようで
その開創は672年。1550年ごろに合戦で焼失、
明永に移り、またこの地に戻り、
今はまた明永に移っている。

杉林を下っていく。
階段には見事なコケがむしている。

熊野神社に詣でるときに
ここで馬を下りこの石に手綱を
かけたとのこと。

天然の手水があった。

谷間の道を進む。
ちょうどこの上の尾根が、
今朝歩いた杉長根の道だ。
尾根沿いと谷沿いを歩くことができる。

道沿いのせせらぎは
丸太で作った側溝となっていた。
丸太の側溝なんて初めてみた。

立派なトイレの小屋に出た。
トイレは使用可能で、こちらは男女別。
和式と洋式があってきれいに
掃除されている。

ゆずりはの道

さきほどのトイレ小屋から
舗装道路を200mほどで駐車場に
戻るのだが、まだ歩き足りない場合は
こちらへ。ゆずりはの道。
下る階段が滑りやすいので注意。

急登を登っていけば
この道はゆきつばきの道と出会う。

ゆきつばきの道

さて本日最後の道、ゆきつばきの道。

名前の通り、ナラの木の林床に
ユキツバキの群落。

ゆるくピークをかすめたあとは、
結構な急斜面を下っていく。
下りが苦手な方は、こちらを登りにするか、
さきほどのトイレ小屋から
舗装道路を下りてくるのが安心かも。
それにしても
気持ちのいい小路ではあるが。

キタコブシ、なんと
着替えるとは知らなかった。

12時51分、いこいの森散策終了。
3時間も幸せな時間を過ごした。

朝の日差しはもうなくて
どうやら予報通り雨雲がこちらに
向かっている様子。

午前だけまったり山遊びに
ちょうどいい近所のコースだ。

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