2013年11月9日 和賀薬師岳~大甲山ぐるっと縦走【前編】

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今年になりふと、女神山から羽後朝日までの稜線を、
全部歩けたらなと思いつき、
この山域の地形図を広げる頻度が高くなった。
前回、真昼岳の峰越コースを歩いたので、
女神から峰越林道までの尾根は繋がった。
本日は、
和賀薬師岳から甲山分岐の稜線を歩く。
これで、和賀岳から風鞍までの稜線が
繋がることになる。
薬師岳は甘露水登山口から、
約2時間30分ほどで山頂に至る。
標高1,218mの頂きには
名前の由来でもある薬師堂の小さな祠がある。
真昼山地の最高峰、
和賀岳への縦走路の中間に位置しており、
また、南へ向けて大甲山、
甲山、中ノ沢岳へと魅力的な
奥羽の稜線が連なる。

8時、甘露水登山口を目指して、
その下の避難小屋駐車場を出発。
かつては、甘露水まで
クルマが入ることができたが、
今は15分ほど、駐車場から歩かなければならない。
途中、林道が崩壊したポイントがあり、
丸太がかけられていた。
夏の大雨で、土石流でもあったのかもしれない。
丸太は滑りやすく、
私は枯れかけた沢を横切って通過した。
(2026年現在は補修済みです)
8時16分、甘露水登山口。
気温は低いが、気持ちよい朝日が差し込み
紅葉がひときわ輝く。
名前の通り、ここの水は絶品だ。
水の出の勢いは、春先に比べると弱いが
ここでボトルに水を満たし、出発。
新しい標柱が出来ていた。
甘露水から少しの間は、植林の杉林の中を歩くが
間もなくブナやミズナラの大木の豊かな森となる。
あちこちに倒木があり、
ついついキノコの影を探してしまう。
この時期、ムキタケやなめこが多いに期待できるのだ。
8時17分。ブナ台。
名前の通りブナがのびのびと青空に広がる、
開放感ある尾根に出る。
葉を落とした森の東方向には、
曲がり甲の独自な姿が見えた。
途中に見かけた見事なブナの大木。
ひときわ、太い。
この一帯のマザーツリーか。
8年前はナの字がかろうじて見えていたのだが。。。。
やさしい晩秋の日差しが注ぐ登山道には、
カサカサと落ち葉が敷き詰められ、
こんな日はのんびりと歩きたくなる。
ブナ平を過ぎると徐々に登山道は、
急な山腹に付けられた九十九折りとなっていく。
9時15分。急登を過ぎて尾根に出ると間もなく、
登山道脇に小沢が現れ、滝倉だ。
この沢を徒渉して少し先に
標柱がある。
日の射さない場所には霜柱が出来ていた。
9時32分。
滝倉から少し行けば避難小屋の標柱が倒れている。
小屋と書かれていても、すでに影も形もなく
建物があっただろう広場が確認出来るだけ。
(2025年現在:なくなっている)
さて、ここから先がキノコ多発につき
大幅なタイムロスを強いられる。
積極的に採るつもりはないのだが、登山道脇の倒木に
ぷりっぷりのナメコが
わさわさとあるのだから、放っておけない。
ナメコやムキタケは凍っても問題ない。
先行者がいたのだが、
よくぞこれを見逃してくれたと感謝!
10時20分。ブナが低くなりはじめ倉方に到着。
予定では、薬師岳山頂直下の時間だが、
キノコ採りと、
キノコで重くなったザックが足を遅らせる。
倉方の標柱からすぐに、見晴らしのいい稜線に飛び出る。
ここでようやく薬師岳の丸い姿が見えてくる。
となりの三角ピークを登り、
そのピークを回り込んで登山道が続く。
稜線からの見晴らし。
遠くに女神山と真昼岳。
そして春に歩いた中丿沢岳から風鞍までの稜線も。
さらに本日縦走する大甲(かぶと)から
曲がり甲(かぶと)までの
稜線もぐるりと見渡すことができる。
仙北平野の向こうには鳥海山。
雲の上に、冠雪した山頂を覗かせていた。
薬師岳への最後の急登が近づいてくる。
岩がむき出していて、
夏には笹で足元が見えず歩きにくいときもあるが
今回は刈り払ったのか足元を隠す笹は少なかった。
急登に時折休みながら、景色を堪能しながら
分岐に到着。
ここでザックをデポして、空身で薬師岳へ。
標柱を過ぎると和賀岳が見えてくる。
山頂付近には白いものが薄く見えた。
悠然と左右に尾根を延ばす和賀岳の姿は、
本当に惚れ惚れする。
11時10分、薬師岳山頂。標高1,218m。
分岐から10分程度。
薬師岳山頂からは、小杉山へ延びる登山道が
広い薬師平を横断して行くのが見える。
その奥には、きらりと青く田沢湖。
さらに奥には森吉山。
東には早池峰山と薬師岳の端正な三角形が
整然として並んでいる。
薬師岳から眺める薬師岳。
ちなみに白岩岳方面を見れば
白岩薬師も遠望できる。
薬師岳という山の多いことよ。
西には仙北平野。
鳥海山が見えるが写真ではやや分かりにくい。
さて、薬師岳を後に分岐まで戻ったら
大甲山へ向けて急斜面を下りていく。
続くよ~。後編へ→

 

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