南郷岳へ共林荘から

南郷岳へ共林荘から

登山ガイドとして迎えた初の冬山、
ガイド企画ももう来週3月1日を残すのみとなった。
今シーズンの悩みのタネは雪の少なさだ。
さて、ラストの南郷岳はいかに?
偵察のため、登ってきた。

昨年は3月3日に登っている。雪の量の違いはこちらの記事でご確認を

コースタイム

 9:00 南郷温泉共林荘出発
10:20林道と交差
11:50お隣堂
12:10山頂
14:00下山完了

入山口を、どこにしようかうろうろし、
結局、南郷温泉共林荘にお願いしてクルマを置かせてもらった。快く駐車の了解がいただけ、そして来週のガイド企画の際の駐車も承諾いただく。とてもありがたい。

なるべく人の迷惑にならないように、と自己完結を目指すのも大事だが、ときには人の助けも借りながら行動すると、それはそれで気持ちが温かくなるものだ。

昨年は温泉脇から鳥居をくぐって伸びる道路は除雪がなかったが、今年は水道施設の建物付近まで除雪があった。行ってみると除雪の道路は途中で大木に塞がれていて、どうやら上で伐採作業をしているようだ。除雪はそのためのもののようだ。作業の邪魔になるので、くれぐれもクルマで入らないように。

林道をそれて尾根に上がり、280m付近にある神社を目指す。このあたりの雑木林は、なだらかな地形にあって歩くのが楽しい。温泉を起点としてこの一帯のスノーシュー遊びをしたり、そり遊びをしても楽しいだろうな。今の時代、そんな遊びのために裏山に入っている子どもはなかなかお目にかかれない。

雪が少ないので、例年なら雪の下に隠れているユキツバキを、今年はなるべく踏まないようにと避けながら、神社のある尾根へと急傾斜を上がっていく。

なんという神社なのか、いつも分からずじまい。雪囲いで扁額は確認できず。

地形図にはないが、この神社の脇を通って南郷岳の山麓を走る林道まで車道が続いている。雪のない時期にクルマで通ってみたが、舗装はあるものの車幅も狭く所によって急傾斜だったので、軽トラかジムニー以外はあまりおすすめできない。
雪の下の車道を歩けば、梢の向こうに南郷岳が遠い。

P322の山腹を巻きながらのんびり歩く。
ドライフラワーが見事だ。

こちらにはだれかが穴を掘った跡。ネズミでも追っかけてたのか。

P322からすこし離れたところには東屋がある。雪囲いされていて利用はできない。プチスノーシュー企画のときなど、手頃なゴールだ。

ピークの東屋の麓にもうひとつ、オープン東屋がある。雪が少ないので今シーズンは椅子もテーブルも使えそうだ。

東屋付近のミズナラの枝に、あれはクマ棚だろうか。

さらにその付近には、これから出かけようとしていたらしき若い樹木が。。

東屋付近からは、三ツ森山もよく見える。

ほどなくして林道とクロスする。その脇には石碑がある。御大典記念とあるので天皇陛下にまつわる何かの記念事業かなにかだろうか。文字が読みにくいときは、冬季限定の奥義、、、

雪を擦り付けるとこのように。
ただ、今日は気温が高くってすぐに溶けてしまってよく読めない。

林道を横切って、すぐ目の前に夏道がある。雪が多い通常の年は夏道は拾いにくいかもしれないが、今年はとってもわかりやすい。

ツノハシバミ。先端の赤い花芽は雌花。下の二つの細長いのが雄花。

なんとマンサクの花がもうここまで綻んでいた。

花びらが開きそうであと少し。

赤松の尾根を、カモシカのトレースをときどき踏みながら。雪は重く歩きにくい。湿った雪はアルミワカンに団子になってへばりついて、ますます歩きにくい。帰ったらビニールテープを巻かないと。

ときおりキツツキのドラミングが聞こえる。コース中にも新しい採餌跡があちこちに。

林道を過ぎたところから、お隣堂まで尾根が次々と合流してくる。きょうは下山時には雨が降り出しそうなので、さっさと下りたくところどころにピンクテープでマーキングをしながら登る。

山頂直下のお隣堂。昭和30年までここは女人禁制だったので、女性はここまでしか登られなかったそうだ。

お堂からの展望も良い。

さて、最後の急登。65年前だったらわたしは登ることが許されなかったゾーンへ。

15分も登ればなだらかに。金峰山神社への参道は、厳粛な雰囲気の杉並木が続くが、その周辺はブナ林が広がる。

お昼過ぎ、神社の裏の展望地。鳥海山は本日は雲の中。北には真昼山地が見えている。

雪が少ないものの、スノートレッキングするには困らない程度にはある。温暖前線が通過したせいか、風が生温かくなって、北西方面はどんよりとした雲の下である。天気予報はこれから雨になるので、のんびりもしていられない。

山頂直下への急斜面は、肥料袋でも持って来ればよかったな。ケツジョリに良さそう。

温暖前線と寒冷前線の間に入ったのか、日がさして空は穏やか。秋田市の方では雨が降り出したそうで、間も無くここでもポツポツくるか。

テープを回収しながら14時ごろ下山完了。クルマについてリヤを開けて屋根にしたところで折良く雨が落ちてきた。

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