男亀森付近の危険箇所兼味わいどころ。

男亀森付近の危険箇所兼味わいどころ。

5月に予定しております平鹿三山めぐりの
一座、謎山としているのがこの
男亀森・女亀森のカップルピーク。
数年振りに訪れた。

いろいろと様変わりしているなか、
ヤマケイの分県ガイドにもちょっと紹介
されているせいか、こんな素敵な
表札が山頂に付けられていて
嬉しくなる。

女亀森までは車道から割とすぐ。
のち、山腹を巻いていくか、
女亀森の稜線を下っていくかして
男亀森へ向かう。
女亀森からのルートは若干、
荒れ気味。だが危険箇所はない。

写真の花はムラサキヤシオかと思ったが
葉っぱが違うし花も小ぶり。
エゾムラサキツツジか、
ユキグニミツバツツジかと現在
調査中。

松ぼっくりがあったので
たぶんエビフライが揚がっているなと
探したら、ありました。

男亀森にも素敵な表札。
さて今日はこの付近にある、古い坑道の
縦坑の位置確認。
縦坑というのは、坑道からの空気を抜くためなどに掘られた穴で、誤って転落するとかなり危険なのだ。

この付近をガイドメニューにしていると、
地元の同級生へ伝えたところ、
彼のお父様があのあたりには
縦坑があって危ないから近寄らないほうがいいと
教えてくれた。

縦坑もそうだが、数年前からこの一帯、
ナラ枯れ松がれが激しく、
その立ち枯れの木をキツツキが
食餌に突くものだから、
そこらじゅうの木がいつ倒れても
おかしくないような状態だ。

風の強い日などはこうした
不安定な立ち枯れのそばに
寄らないことだ。

さて、同級生のお父さんが
教えてくれた縦坑だが、
山頂神社から北北東方面の藪のなかに
ある。ぽっかりと大きな穴なので
積雪期でもすぐわかる。

どうやらこの穴は陥没でできたらしいが
その中央に石組みの穴が見えた。
危ないのでここには立ち入らない
ように気をつけよう。

縦坑は坑道内の換気かそのような
目的なので
そうなるとその近辺には
坑道の跡がまだ見つかるはず。

坑道はおそらく吉野鉱山方面へと
続く岩脈に沿って掘られているだろうと
のことで、その直線上の斜面を降りていく。
と、石積みの人工物が見つかった。

この先へ古い道があり
山麓の亀田へと伸びているようだ。

近くには排水を流したらしい
跡も認めることができた。

さて、その坑道の入り口らしき場所。
もう穴は埋められているが
作業跡であることはよくわかる。

ただ、あまり産出しなかったのか
規模も小さい。

この付近には、所々に試し掘りを
した穴があり、それは
吉野鉱山方面と直線上にほぼ
並ぶので面白い。

旧坑道跡を調査できて満足。
今年は雪が少なく暖かかったせいか
花が早い。

ユキツバキももう日当たりのいい場所では
咲き始めていた。

平鹿三山ツアー、まだまだ募集しております!

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