森吉山でお勉強

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朝のうちは晴れる!
そんな気がして頑張って早起きして
3時間近くかけて阿仁スキー場へ。
案の定、モンスターが青い空の下で誘うのだ。


「ようこそ!樹氷ランドへ!」


「さあ、こっちだよ!」


「自己責任でこっちへおいで!」


「ごらん!森が輝いているよ!」


「あとは知らないよ! グッドラック!」
誘うだけ誘って、メルヘンな世界は
一気に非情な白い世界へ。
石森に着く頃には、かなり視界悪し。

しかし本日はノーGPSデーとして
ルートファイディングのお勉強目的なのだ。
この視界の悪さ、ちょうどいいかも?
ルート旗をそこかしこに刺しながら
まずは阿仁小屋を目指す。
先行者もなし。本日、一番のり。


な~んか、違うよな~と紆余曲折を経ながら、
なんとか小屋。
相変わらず、視界は悪く、どこに森吉山があるのやら。
コーヒーが飲みたくなったので、
阿仁小屋にお邪魔することに。
で、はたと困った。
2階の雨戸、
戸を開けるためのヘっこみや出っ張りがない。

5ミリほどの隙間に
指をつっこんでみてもビクともしない。
寒いし、どうしても開けたくなってくる。
森吉のことなら、
やっぱりあの方しかいないでしょう。
ケータイはバリ3だったのでT中さんへSOS。


雪を払って
雨戸をバンバン叩いて
あとはスライド。
なるほど。
渾身の力でしばらく格闘し、
ようやくコーヒーにありついた。
T中さん、ありがとうございます(^-^)


山頂、どうしよっかなと小屋でのんびりしてると
ゴンドラ駅で一緒だった男性が一人、到着。
「や~、あなたの旗辿ってきました~!」
う、あの恥ずかしいトレースを?
そうこうしているうちに3人のスノーシュー組。
「旗があったから、辿ってきました~」
う・・・。
いいのか、それ。


山頂までは、いよいよ視界が悪くなり、
コンパスの他にGPSも取り出した。
さっきの男性も着いてくると言う。。。
あくまで自己責任でお願いしますね。。。
どこに連れて行くかわからないから、ほんと。


「ようこそ~魑魅魍魎の世界へ~」
・・・と言われた気がした。
進むにつれ真っ白になって行き、ホワイトアウト。
写真を撮る被写体もないが、心の余裕もない。
GPSはあと数百mで山頂を示しているものの、
全く行く手が見えないと、
どうしても信用しきれない。

「怖いんでもう撤退します~」
追いついてきた男性に言うと、そちらも同意。
帰りはトレースはほぼ消えかかっていた。
途中までくると、単独の女性が登って来た。

「あなたの旗を辿ってきたのよ~」
すっごく複雑な心境。ルート、メチャクチャですって。
私一人が無事下山できりゃいい程度のものですって。
今から、回収しちゃいますよ?


小屋に戻ったら、一瞬晴れ間。
けど、これから天気が回復するはずもなく、
時間も1時近い。


帰りに一の腰に光が当たった。
石森まで戻ると、風も強く相変わらずの白い世界。
単独男性とはここで別れ、
森吉神社へ向かう。


神社まではポールが立っていたので
迷うこともないのだが、これ、なかったら怖いよなあ。
12月にやまおやぢさんと来たときは
ハシゴを登って入った2階も、
今日はちゃんと雪が窓まで届いていた。
ラーメンでランチして、
のんびりしたところでまた白い世界を
吹かれながら下山の途につきました。


わたしなどは、ルートに自信がないから
ありったけの
装備(地形図、コンパス、GPS、ルート旗)で武装して
入山するのだが、
必要以上に臆病にもなりたくないし、
必要以上に楽観的にもなりたくないと思う。
けれど、そのボーダーラインはまだ良く分からないなあ。

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