
早池峰山は北上山地の主峰で、ハヤチネウスユキソウなど
固有種も数多い人気の山。標高1917m。
早池峰連山の標高1300m以上の、高山植物帯全域が
特別天然記念物でもある。

本日は、小田越を往路に、河原坊へぐるっとノーマルコース。
早池峰山は、6月12日から8月7日までの土日祝日は
車両交通規制のため、岳からシャトルバスに乗り換えて
登山口まで向かう。
朝5時30分から30分置きに
運行されているので不便はない。
帰りのバスは最終が16時22分小田越。
片道600円だ。
今日は天気がすぐれないせいか空いている。

8時50分、出発。
アオモリトドマツが甘く香る登山道は
よく整備されている。

こちらオオバタケシマラン。
小さい地味な花だが、花の茎がなぜか
クルンとなっていて面白い。

ちなみにこちらがタケシマラン。
名前と葉っぱは似ているものの
花はこちらがさらに地味。

登山道は徐々に岩が多くなり、枝振りのいい松などもあって
日本庭園のようだ。

視界が開けるあたりが一合目の御門口だそうだが、
確認できないまま、岩の道を登る。

9時30分ごろ、
小雨がぱらっと来たので雨具を着込む。
登山道脇で、コメツガの雄花と雌花を発見。
※印の囲みが雄花。赤い大きいのが雌花。

サラサドウダンがキレイに咲きそろっていた。
このコースでは唯一ここだけで見られた。

うつむいて咲くミヤマハンショウヅル。

辺りが岩だらけの岩礫性裸地地帯になる。
傾斜は増すが、
岩の間に咲きこぼれる植物に気を取られてながら
いつの間にか高度は上がって行く。

この山域の大きな特徴の一つが、蛇紋岩。
暗い緑色の、つるつるした岩だ。
これに含まれるクロムやニッケルが溶け出して、
一帯の埴生を独特なものにするそうだ。

ヒロハヘビノボラズ。漢字では広葉蛇不登。
葉っぱのフチにトゲトゲの毛がある。

ミヤマオダマキが、あちこちに咲きこぼれていた。

ミヤマシオガマも見頃。

小さい小さい、ヒメシャクナゲ。
地面すれすれにひっそりと咲いている。

コースは延々と、こんな岩場歩きが続く。

振り返ると、薬師岳がガスの中。

ハヤチネウスユキソウもちらほら現れた。

雨はときどきぱらりと来る程度。
この季節、晴れていればさぞかし暑いだろうが、
本日は寒いくらい。
せっかくの山スカなのだが、防寒対策で
雨具を着込んだ。

イワウメの群落。結構大きい花でびっくり。

ぬりかべ。

チングルマが咲き乱れる。高度が上がるたびに
顔ぶれが入れ替わる。

花につきあって中々先へ進まないが
10時50分、八合目の鎖場に到着する。
ハシゴは使わず、脇の岩を登って通過する。

剣が峰の分岐を過ぎると傾斜は緩やかになり、
灌木が現れる。
木道が敷かれており、御田植場と呼ばれる小湿地帯だ。

サクラが満開で、岩と背の低い灌木が
日本庭園のような美しさだ。
暑くなって来たので雨具を脱いでいると、
なんとyuraさんとばったり遭遇。
真昼岳のときといい、奇遇。

頂上避難小屋が見えて来た。
登山客の賑やかな声が聞こえてくる。

11時25分、山頂。
小屋の後ろに早池峰山の三角点と、祠がある。
割と広い山頂部では、
登山客があちこちで昼食休憩中だった。
風が少しあり、寒いので
我々は小休止のあと、河原坊へ下山する。

こちらのコース、小田越コースよりも傾斜はキツく、
岩だらけで滑りやすいうえ、終盤は徒渉が3回ある。
雨天のときは、使わない方が安全だろう。
我々は、混雑が嫌だったのであえて、
こちらのコースへ。

花も多いのだが、こちらは岩が面白い。
こんなのや、

こちらは打石(ぶついし)。天狗が視界の悪い日に
飛んでてぶつかったという伝説の岩だ。

こちらは御座走り。
この岩の上からゴザに頭を下向きにして寝転んで
3回無事に滑り降りたら、願いが叶うという。。。
やった人、いるのだろうか。。

登山道は枯れた沢になり、
やがてコメガモリ沢の沢沿い歩きとなる。
沢登りに備えて、ゴーロ歩きの練習になった。

水場。

こんな徒渉が3回。
沢の周囲の草に増水の跡が残っており、
推測するには、雨天時はかなり水かさが増しそうだ。

登山道脇にノビネチドリがちらほらと現れた。
ラン科の植物で、華やかだ。
中にはこんな大きな株もあった。

ノビネチドリの花アップ。

ここが最後の徒渉点。ここを過ぎると
バスのエンジンの音が聞こえてくる。

13時45分、到着。
バス時間まで少し余裕があったので
近くのビジターセンターで小休止。
天気が良くないおかげで、花の季節に早池峰山にしては
混雑なくのんびりとした山行ができた。




行って来ましたか、高度感が有っていい山ですよね~
毎年2.3月に、うすゆき山荘泊で登ってます。
頭垢離にスキーデポ、先はアイゼンで・・・
岩氷の綺麗なルートですよー
ぷちさん、おはようございます。
厳冬期の早池峰山、いいですね。
ときどき、冬に白い頂が見えて目を奪われていました。
岩氷、見たくなっちゃいます(^^)
早池峰は一度しか登ったことがないんだけど
蛇紋岩しか覚えてなかったなぁ…
河原坊は登りに使おっと、私(笑)
ばりこさんの山行記録は予習・復習・参考・勉強になります。
山スカ可愛いですよ~♡
カッパ着るときはやっぱり脱ぐんでしょうか…
まさかの出会いにびっくりしました。
そしてシーズン中のこんなすいた早池峰も初めてでした。
梯子場は行きも帰りも独り占めできましたから。
河原坊は私には登りでしかありえないので・・・さすが余裕ですね!
次回また偶然の出会いを期待しています(笑)
弟子ちゃん、こんにちは。
カッパのときも履いてますよ~。
ミニスカだから、何かと便利です。
涼しいので夏山にお薦めですよ。
yuraさん、こんにちは。
河原坊、さすがに筋肉痛がすごかったです。
しばらくロボットのような歩き方でした。
あのコースを登る人、尊敬します。