2016年9月18日 秋田駒ケ岳へ国見温泉から

NO IMAGE

秋田駒ヶ岳の国見コースを、ウン十年ぶりに歩いてきた。

中学校の学校登山で登って以来である。

秋田駒ヶ岳といえば、比較的緩めの登山という印象があるのだがこのコース、傾斜はさほどキツくはないものの結構歩く距離があり、なかなか歩きがいがありそう。

本日は矢留山岳会のSさんと、同い年コンビで登ってきた。

 

DSC02246.jpg

明け方県南は、小雨がぱらついていたものの、登山口に着いてみれば風もなく、条件はさほど悪くない。

そして連休中日とあってか、県外ナンバーの車ですでに駐車場は満車状態。

登山者用の駐車場は、温泉旅館の手前すぐにある。

水洗トイレも整備されている。

 

DSC02247.jpg

7時50分過ぎ、出発。

水洗トイレ完備の快適スタートではあったが、あれ?

どこから入山するんだろうと、肝心の登山口が分からず温泉宿の敷地内をつっきって、登山口に到着した。

実際は、駐車場から道路に出て、奥の温泉宿の脇まで行けば登山口のプレートがある。

皆様はそのように。ぜひ。

 

DSC02248.jpg

硫黄系の温泉地とあって、登山口付近にはハナゴケの生育がよろしい。

先に進むにつれ温泉の香りがなくなるにつれ、ハナゴケもその姿を隠す。

 

DSC02259.jpg

きっと、明け方の雨でズボンが濡れるだろうと雨具の下を履いて出発したものの、登山道はとても広くきれいに整備されていて、ズボンの裾を濡らす薮もない。

 

DSC02258.jpg

整備された登山道の脇には、ドクツルタケの純白の立ち姿。

奥には幼菌が控えている。

ドクツルタケ街道かというほどに、たくさん。

これ一本で大人一人を天国へ誘う、別名、死の天使。

 

DSC02268.jpg

8時53分、登山口から1時間ほどで、横長根。

駒ヶ岳の外輪の尾根に出る。

 

DSC02271.jpg

横長根に出ればしばらくは、なだらかな山道だ。

曇りではあるが、日差しがないので日焼けの心配もない。

 

DSC02275.jpg

そして、展望もそれなりにある。

さっそく、女岳と小岳、その奥に横岳が広がりついつい歓声が上がる。

 

DSC02278.jpg

ツルリンドウの実がつややか。

 

DSC02285.jpg

途中にあった第二展望地。女岳の奥に男岳が見える。

女岳の肩の白いモヤは、ガスではなく女岳から立ち上る湯気。

 

DSC02287.jpg

第二展望地の足元には火山観測用の基点。

秋田駒は、女岳が1970年に噴火している立派な火山帯だ。

 

DSC02291.jpg

今日はリンドウの青が見られるかと思っていたが同じ青でも、トリカブトの方がこのコースでは多かった。

きれいではあるが、猛毒と思えばつい距離を取りたくなるし。

 

DSC02292.jpg

9時43分、ムーミン谷への分岐。かつての中学校登山ではこのまままっすぐに横岳から阿弥陀池へ向かった。

だがこの先、横岳までは登山道がザレ場になっていて、いちいち足が滑って非常に登りにくい。

なので、男岳への登り返しはややキツいが、ムーミン谷の絶景もあることだし、尾根を逸れる。

 

DSC02304.jpg

初夏にはチングルマの群落が楽しめるが、もう山は紅葉前のアイドルタイムといったところか。

 

DSC02306.jpg

かたがり泉水。苔むした石が点在する、なかなか素敵な池がある。

 

DSC02316.jpg

木道を進む程に、男岳の荒々しい東面がたおやかな起伏の向うに起立する。

 

DSC02320.jpg

絶景。

 

DSC02325.jpg

池塘の底から生えた草。

水面で倒れて、サークルを作っていた。

 

DSC02324.jpg

この水草のサークルは男岳の山頂からも良く見える。

 

DSC02328.jpg

左の湯気が女岳の山腹。右が男岳。

 

DSC02330.jpg

予定では、ここから五百羅漢岩脇へ突き上げるコースを考えていたが、ルートが不明瞭になっていた。

 

DSC02337.jpg

ま、いいかと明瞭なルートを辿って、横岳と男岳の鞍部を目指す。

この登りが本日一番の急登。

今日のルートの良いアクセントになった。

 

DSC02339.jpg

10時47分、分岐のある鞍部に到着。

眼下に阿弥陀池が光る。

 

DSC02345.jpg

反対側を振り返れば、女岳と小岳。

小岳の渦巻きロールパンは、安定のかわいさだ。

 

DSC02350.jpg

もう一踏ん張り、急登を越えて、男岳へ。

紅葉がじわじわと進んでいて、ひょっとしたら来週あたりは見頃かもしれない。

 

DSC02356.jpg

11時4分、男岳山頂!

田沢湖方面はガスで見えないが、風もなく快適だ。

Sさんから酢だこさんをもらい、山頂でごちそうになる。

すっぱい風味が疲れを癒す!

 

11時37分、阿弥陀池の脇を通ってとりあえず、小屋へ。

 

小屋のトイレは、水洗。きれいに保たれている。

 

お昼に近いが、登ってしまおうと意見一致し男女岳へ。

途中、登り口でおじさまおばさまのグループが美味しそうな料理とビールで乾杯していて

楽しそうだった。

この山域ならではの、まったりした時間。

 

20分ほどで男女岳山頂。1637m。

本日の最高峰。

 

山頂から、男岳の女岳のカップルを眺める。

田沢湖はちらちらとガスの隙間に見えたり隠れたり。

遠く真昼山地も切れ切れに見える。

 

ちょうど昼だし、風もないし、山頂でランチに。

定番のカップラーinトマトペースト。アミノ酸が疲れに染み渡る~。

食後はコーヒーを楽しんで寛ぐ。

 

さて、下山。初秋の山はそれなりに冷えてくる。

そして、天気予報通り午後はやや天気が悪くなるようで灰色の雲が田沢湖方面から湧き上がってきていた。

13時4分、ふたたび小屋に。

 

小屋わきの水場。

ちょろちょろではあるが。

 

DSC02388.jpg

小屋脇から「横岳」の文字に誘われ本日最後の登り。

外輪に上がる。あちらは馬の背。

あまり通る人もいないのか結構、登山道は灌木が被り気味だ。

 

DSC02391.jpg

女岳を見下ろす。

 

DSC02392.jpg

横岳への緩やかな尾根。

紅葉プレオープン。

 

DSC02399.jpg

登山道脇にコケモモがびっしり。

先週は鳥海山で、クロウスゴをたくさん食べたが本日はコケモモ。

甘酸っぱくて疲労回復に良さそう。

まあ、小鳥さんたちを思えば控えておこう。

 

DSC02397.jpg

13時22分、横岳。ピーク感のない山頂だがこれで本日、男岳、男女岳、横岳の三座を縦走したことになる。

 

DSC02403.jpg

なだらかなザレ場。ザクザクと、まるで腐れ雪を歩いているようだった。

足が滑って、これは登りはしんどそうだ。

 

DSC02411.jpg

砂礫の黒い斜面が圧巻だ。

 

DSC02402.jpg

小岳の横顔。午前中に辿った木道がよく見える。

 

DSC02418.jpg

なんと、コマクサがまだこんなにきれいな姿で咲いていた。

15時、下山完了。

雨に降られることもなく日差しに焼かれることもなく、思いのほか快適な山行だった。

登山口の温泉でさっぱりして、帰路につく。

 

秋田県の山歩きカテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。