2010年10月2日 大仏岳とキノコたち

NO IMAGE


大仏岳は秋田県の中央部、上桧木内地区、西木、
比立内地区の境にまたがる、標高1166mの、
太平山地の東側に位置する山。
太平山地で第三位の高さ。
国道105号線から田沢スーパー林道への
T字路に「大仏岳」の看板がある。

 


登山口は林道の脇にある。
駐車場はないが、林道脇に何とか
クルマを停めるスペースを確保できた。
思いのほか明るい登山口だ。
7時55分出発。

 


沢を何度か徒渉して、
沢の音を聞きながら平坦な登山道を進む。
トチやブナ、杉などが
気持ちよく高く伸びていて清々しい。
夏などは蚊の大群に出会いそうなコースだが
本日は我々に驚いた小さい虫が舞うぐらい。

 


サワモタシが出ていた。
白いキノコはシロヒメホウキタケ。
なるほどホウキだ。

 


8時17分、山頂まで3キロの看板。
熊がかなり頑張った跡。
看板を過ぎてまもなく、
丸太でできた木道が出てくる。
これが、とっても滑る。

 


ワタカラカサタケ。これは食べられない。
隣は5センチくらいのおチビきのこ。
ベニタケの仲間で
当然、食べられないけど、かわいい。

 


立派なブナの大木に、
これまた立派な熊のクライミングの爪痕。

 


登山口から、
キノコを採りながら歩いて40分ぐらいで、
広い湿地帯が右手に現れた。

 


サワモタシの食べごろ群団発見!
サワモタシは、私の地元、横手の
納豆汁にはかかせないキノコ。

そして白いのはブナカノカ。
裏がヒゲヒゲになっている。
風味が強いのでバター炒めがすっごく美味しい。
黒こしょうも忘れずに。

 


やがて緩い登りになる。登山道は
とてもよく刈り払いされていて
明るく、気持ちがいい。

 


8時55分。
登山口から一時間で主稜線に出る。

ここは篠岳と大仏岳の鞍部付近。
篠岳へ向かう東側の稜線には踏み跡があるが
ほとんど廃道のような雰囲気だ。

 


大仏岳へは気持ちよく尾根道が伸びる。

 


気持ち良さげな尾根を少し行くと、
急に勾配が増す。
写真じゃあまり分からないけれど。。

 


そしてせっかく登ると、
同じぐらいの急勾配で下るので
ちょっとがっかりだ。

 


けれど、登山道の真ん中にブナカノカが
たっくさん生えていたりしてラッキーだ。

 


そしてまた急登。
平坦な道と急な登りが交互に現れる。

 


一番、急なポイントではトラロープが一本。

 


道は平坦になる。

秋の気配が葉の色に伺える。
しかし、今年の猛暑の影響か紅葉を待たずに
枯れかかっている葉っぱも目立つ。

 


ツルアリドオシが今頃咲いていた。
やがて、9時30分、
山頂まで500mの標識。

 


イタチタケの仲間。
フチにヒダヒダのフリル付き。

そして潰すと煙がでるホコリタケ。
若いうちは中が白く弾力がある。
切断面が白いうちは食べられるとのこと。
はんぺんみたいな食感。

 


きれいな陶器のような
こちらはムラサキアブラシメジモドキ。
なんと、食べられる。鍋の具に。
ヌメリがあってサクサクして美味しかった。

 


こちらはチシオタケ。名前の由来は、
キノコを表面を傷つけると、
右写真のように血みたいな色が出てくるので。。
こわい。。

 


幹に群生しているのは、ツキヨタケの出始め。
それからクロサカズキシメジ。
食べられる。鍋の具に。

 


山頂直下の登りの手前は、こんな癒しの空間。
緩やかな登り。

 


このマットな見た目の
不思議なキノコはムササビタケ。
見る程に不思議な質感。

 


山頂まで300m。
山頂直下の急登がはじまるがあと少し。
足元にはツバメオモトの青い実。

 


空が開けてくるとあと一息。

 


すぐに池塘を抱く小さな草原が広がる。
目の前に二つの池塘と、もう一つ、
小さすぎて見落としそうな池塘があった。

 


まん丸の池塘は登山道のすぐ脇にある。

 


中には秋が映えていた。

 


10時25分。
一等三角点の山頂に到着。

 


山頂は刈り払われていて、中央には二本の樹。
奥に進むと、展望が開ける。

 


田沢湖と、秋田駒からぐるっと。

 


岩手山もよく見えた。
反対側には鳥海山も雲の上に山頂を
覗かせていた。

 


涼しい山頂でコーヒータイムを楽しみ、
11時前には下山開始。
秋晴れの空が輝いていた。

本日は一組のグループと
すれ違っただけで静かな山行。

 


午前中よりも雲が取れ、日差しが出て来た。
登山道脇にあった、
樹齢300年ほどの大木、2本。

同じぐらいの時間を刻んだ1本のほうのブナは、
だいぶ老いている様子だった。
12時24分には登山口に。

 


キノコを採ったら、
下山中にビニール袋に入れて沢水を入れ、
虫出ししながら帰るといいとのこと。

帰ったらすぐに、
また水にさらして虫出しする。
すぐに食べないなら、茹でてしまう。
こうすると2、3日は持つ。

本日はすぐに食べるので
ご覧の通りキノコの5種盛りとサワモタシ。
5種盛りは、白いのから時計回りに
ブナカノカ、
ホコリタケ、
ムラサキアブラシメジモドキ、
ツエタケ、
クロサカズキシメジ。

山歩きの記録カテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。