2010年10月16日 以東岳1日目は以東小屋まで

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午前3時30分に横手を出発。
今日は待ちに待った以東岳だ。
空はこぼれんばかりの満天の星。
オリオンが煌煌と大きい。

なのに、山形に入るころには雨が降り出し、
以東岳の登山口、泡滝ダムで身支度している間に
ザーザー降りになってしまった。
しかし今日の予報は昼過ぎからは晴れマークがあったはず。


レインウエアを着込み、ザックにはカバーをかけて
7時50分に予定通り出発。
泡滝ダムの赤い吊橋を過ぎてすぐに、登山道の入り口がある。
ここから3時間、大鳥小屋まで沢沿いの平坦な道が続く。


黄色い花は何だろう。
雄しべが紫色でとても素敵な配色だった。
登山道と並行する東大鳥川には、
左右の急峻な山肌を削って、
白く幾筋もの滝が流れこむ。
このコース、本日は水場には困ることがなかった。


困ったのはキノコだ。
特にサワモタシが、あちらこちらで食べごろだ。
小屋泊まりの身、
何度か足を止めたものの撮るだけにした。


9時ちょっと前に冷や水沢の吊橋に。
雨は止み、ときおり青空が覗いたり日が射したりする。


吊橋を渡ると広場になっていて
ちょうどいい休憩ポイント。
少しいくと、紫色の
ムラサキアブラシメジモドキが3つほど。
食べられるのだが、今日はがまん。


9時25分、七ツ滝沢の吊橋。
ここから道は二つに分かれるようだ。
七ツ滝コースは、足場が悪い危険箇所があるようなので
ジグザグコースへ。大鳥池への急登コースだが、
九十九折りの登山道で歩きやすい。


10時45分。急登も緩むと
こんな素敵な標柱が現れる。


10時50分ごろ、大鳥小屋に到着。
目の前の木々の間から、大鳥池がのぞく。

小屋前のベンチで小休止していると、
管理人さんが小屋から出て来てくれた。
今日は上は風があるから、直登コースがいいとのこと。

また、山頂の紅葉は先週までだったとのこと。
今年は猛暑の影響で、はやくもブナの葉は枯れて
葉が落ちてしまったものも目立つと話してくれた。
たしかに、終盤の紅葉にブナの木々が白く目立つ。
ここから以東岳と小屋が見えるようだが、
本日はすっぽりとガスの中。


小屋を後にして、大鳥池のほとりを直登コースへ向かう。
雨で増水が気になっていた徒渉ポイントも
問題はなさそうだ。
ここで、オツボ峰コースと分岐する。


大鳥池のほとりの道は、
ときどき足場が悪くなるものの、
水辺歩きが楽しい。
写真の奥に、直登コースの尾根が見える。


管理人さんが言ったように、
葉を落としたブナの白い木々が
アクセントになっている。


徒渉点は水も少なく、問題なく渡れた。
直登コースへ続く登山道にはピンクテープ。
小屋で使う煮炊き用の水は、
ここで汲んでいくことにする。


直登コースと言われる所以の、
400mちょっとの標高を一気に稼ぐ。
登り一辺倒と思っていたが、ところどころで緩くなる。


1時間以上も登ると、
明日下山で使うオツボ峰コースが見えてくる。
三角峰をトラバースする登山道が
くっきりと確認できた。
再び雨が降り始めるが、空が明るいせいか
不思議と楽しい気持ちばかり。


登山道は浸食でえぐられたようになり、
そのうち背丈程も深くえぐられた場所もでてきた。
落っこちないように慎重にそのフチを進んだ。


振り返ると大鳥池の、特徴的な全景が広がる。
これが見たかったのだ。


樹林帯から草原に変わる。雨は止んだが風が出て来た。
行く手はどうやらガスの奥。


草原の向こうに熊の毛皮。
その更に向こうの空は、晴れているようで明るい。
どうやらこの山域だけが雲に取り付かれているようだ。


予定では昼過ぎのこの時間、
日差しの中を歩いているはずだったが、
ご覧のとおり。


山小屋の手前で、再び傾斜が増す。
そろそろ小屋が見える頃だろうと目を凝らすと、
あった!
うっすらと、四角いシルエット。


14時53分。本日の宿に到着。
ちょうど小屋から出て来た男性に、
記念写真を撮ってもらう。

小屋は一階には新潟からのご夫婦と、
同じく新潟から昨夜泡滝ダム駐車場で
車中泊して登って来たという3人グループ。

三人のグループはオツボ峰コースを登って来て、
風が強くて大変だったとのこと。
ご夫婦と私は、
大鳥小屋の管理人さんのアドバイスで
風には悩まされずに済んだようだ。

私は二階の角をキープして、早いが夕食支度。
いつもは星印のビールだが、今日はアサヒ。
醤油ラーメンにワカメとブロッコリー、
ウィンナー。
15時過ぎに山形からのご夫婦が到着し、
続いて地元の単独男性。

本日は9人の宿泊で、
広々とスペースを使うことができた。
しばし山の話をして、20時前には消灯。

外は風が強く、ガスが立ちこめていた。
遠くに街の灯りがぼやけて見えた。
なかなか眠れず、星でも見えないかと何度か夜中に
外へ出たが、ガスは一晩中晴れなかった。


小屋の中はこんな感じ。二階には更衣室も。
床は畳かと思ったがゴザ。
しかしこれだけでも、
とても気持ちが和むのでうれしい。
一階はこんな感じ。トイレは外に二つ。
キレイに掃除がされていた。
一泊1500円は、料金箱へ。
翌日へ

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