
須川温泉を起点として、秣岳、天馬尾根、栗駒山と、
ぐるっと縦走コースで、まだ残雪の多い山歩きをしてきた。
ちょうどこのコースには、秋田県、岩手県、宮城県の
3つの県の県境がある。
先々週、軍沢岳へ行ったときは、
秋田、宮城、山形の3県境を踏んで来たので、
今月2つ目のトリプルポイントハントとなった。
ぐるっと縦走コースで、まだ残雪の多い山歩きをしてきた。
ちょうどこのコースには、秋田県、岩手県、宮城県の
3つの県の県境がある。
先々週、軍沢岳へ行ったときは、
秋田、宮城、山形の3県境を踏んで来たので、
今月2つ目のトリプルポイントハントとなった。
クルマは秣岳の登山口に停めようと考えていたのだが
そちら方面の道路は冬期閉鎖中。
秋田県側から須川温泉までの道路だけが、開通していた。
やむを得ず、須川温泉の登山者駐車場へ行くと
大型バスも乗り付けて、登山客で大賑わい。
あとで知ったのだが、今日は栗駒山の山開きだったようだ。
そちら方面の道路は冬期閉鎖中。
秋田県側から須川温泉までの道路だけが、開通していた。
やむを得ず、須川温泉の登山者駐車場へ行くと
大型バスも乗り付けて、登山客で大賑わい。
あとで知ったのだが、今日は栗駒山の山開きだったようだ。
7時45分ごろ須川温泉に到着。
8時前に、大勢の登山客が目指す栗駒山登山口とは
まったく逆方向へ一人、歩き始める。
8時前に、大勢の登山客が目指す栗駒山登山口とは
まったく逆方向へ一人、歩き始める。

秣岳は栗駒山の西側にあって、標高1424m。
登山口から約400mほど登って、その山頂へ至れば
栗駒山まで、見晴らしのいい
なだらかな天馬尾根の天空散歩を楽しむことができる。
本日の秣岳、山頂付近までは雪が多く残っている。
写真の矢印のある尾根をつめて行くのだが、
この尾根のピーク付近に崩壊地があり、
そこに張り付いたのっぺりとした雪の斜面には、
黒くクラックが走っているのが見えた。
そして、その鞍部には、小さいが雪庇が確認できた。

ここから約30分、今だけの歩行者天国。
歩きながら、秣岳までのルートを考える。
夏道の尾根コースではなく、秣岳直登ルートを取ったものか。
だが、雪が途切れるあたりからは
灌木の薮っぽくもあり、あの急斜面で灌木薮こぎは
やだなと、夏道ルートを素直に登ることとした。
そして、夏道でも通過する、崩壊ポイント。
ここは避けて、稜線まで上がることにした。

8時35分。登山口。
葉のない季節は、やけにこざっぱりと見晴らしがいい。
冬用登山靴つまりキックステップができる足回りに、
手にはピッケルで登山スタート。

本日は曇り空だが視界は抜群。少なくとも昼過ぎまでは
この視界は持つだろうと、本日の残雪期登山を選んだ。
残雪期、のっぺりとした草原を通過するこのコース、
視界がないと、私にはやや不安。

目指す第一ポイントの稜線は、ブナの間からよく見えるが
念のためコンパスをセット。
こんな日には、いい練習になる。

稜線が見えてきた。崩壊点直下。
ここを右へ回り込んで、稜線に出ようか、
直接、鞍部へ進もうかしばし思案。

秣岳との鞍部まで直接ルートは、地形的には雪崩ポイント。
きつい傾斜には樹は一本もない。
ところどころ走っているクラックも不気味。
なので、稜線へ出ることに。

この稜線、地形図には登山道の点線があるのだが、
期待(?)通りの廃道。
かろうじてその名残は確認できるが
みっちりと笹薮に埋まっていた。

薮こぎはほんの数分。
鞍部の安定した雪面に出た。
9時41分。

途中から登山道に入ると
ショウジョウバカマが咲きそろっていた。

小さい白いヒメイチゲ。
まだほとんどが小豆ほどの小さなつぼみで
登山道脇にたくさんあった。

さきほどの、通過してきたルートを振り返る。
樹が一本もない雪の傾斜地は、雪崩が頻発している場所でもあるので、
極力避けるのがベストだと思う。

10時11分。秣岳山頂。
三角点のある山頂は、申し分ない展望が360度存分に楽しめる。
あちらのピークは栗駒山。今日の登山道は数珠つなぎだろう。
その手前のピーク付近に3つの県境がある。

高松、山伏方面。
手前には蝸牛(かたつむり)山、吹突岳。
そして残雪のそれらの頂の下にはブナの新緑が迫り、
眼下ではまだ赤いサヤをまとったブナの森が
雪の白といいコントラストを見せている。

昨年の今頃登った狐狼化(ころげ)山の長い稜線。
白くスノーロードが出来ていて、
今が登山のチャンスだとばかりに、目立っている。

展望を楽しんだら、しろがね草原の天空の尾根散歩だ。
おそらく、本日はこのコースを歩くのは
私一人ぐらいなもの。
なんという贅沢だろう。

残雪の、この草原が見たかったのだ。

ひとり、思わずにやけてしまう素晴らしい光景。

雪解けしたばかりの木道脇では
さっそく、ショウジョウバカマが雌しべを覗かして、
咲いたものかどうかを伺っているようだ。

広い尾根は、ところどころ
広く雪に覆われているが、視界も良く迷うこともない。
ここまで来れば、秣岳と栗駒山との鞍部がもうすぐ。
行く手の大きな1573mのピーク手前が、3県境だ。

振り返ると虎毛山と、その奥に
神室山から小又山への連なり。

気持ちのいい草原歩きから、
再び登りに入る鞍部で、小休止。
がさがさと音がして、男性が1人現れた。
本日、山中で初の「こんにちは」だ。

その男性は、栗駒山頂を踏んでこちらへ縦走してきたという。
登山道の雪がところどころ抜かるから
自分が歩いた足跡を辿るといいよとの、アドバイス。
ありがたく、トレースを使わせていただきながら
歩きにくい雪道を通過。

展望のよいポイントに、ベンチ代わりの大きな岩があったので
そこでコーヒータイムとした。
歩いてきた稜線が一望できる。

山座同定などしながら、
誰もいないお気に入りの山域を、のんびりと眺めるひととき。
曇り空ではあるものの、おだやかな山日和だ。
時刻は12時15分。
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さて、後編では栗駒山の山頂を踏んで
下山となります。
残雪期の、山歩きの怖いところ、レポしますので
雪山歩き初心者の方には、ちょいオススメですよ~。




狐狼化山、なんかナメクジのように見えます~
狐狼化山、北側はかっこいい鋭角で
まさにコロゲ落ちそうなんですが、南に回れば
その正体は、の~~んとしたナメクジ状の山でした。
今年は雪が多いですね。
栗駒~秣岳の草紅葉を思い出しました。
残雪が消えたらきっと、お花畑になるんでしょうかね?
この辺りの静けさが大好きです。
今年は東北百名山をメインに訪ねる予定なので、花の季節に再訪したいですね。
Qさん、こんにちは!
東北100名山、テーマがあるとモチベーション高まりますね。
10年以上前ですと、須川分岐から秣岳方面への
登山道入り口付近が薮だったので
本当に静かな山歩きができましたが、
最近は、やや賑やかになったのが
ちょっと残念な気がします。。。