2013年8月3日~4日 小又山から神室山ぐるっと縦走(中編)

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13時36分、小又山をあとにし、
縦走路の尾根歩きスタート。
クガイソウやアザミが、咲きそろって登山道脇は賑やかだ。

 


こちらクロヅル。小又山手前で見つけた。
 


この尾根歩きの展望を楽しみにしていたのだが、
ガスは晴れる気配はない。
小又山からのくだりは結構、急だ。
稜線に付けられた登山道は、
刈り払いされたばかりのようで
歩きやすかった。
 
ときおり、刈られた草の下に凹凸や、
木の根が隠れていてつまづきそうになる。
 

登山道脇に珍しいキノコ。サンコタケだ。
触るとひどく臭いらしい。
 

きれいな青。ミヤマウツボグサ。
 

14時36分。天狗森の三角点。1302.3m。
標準タイムで小又山からここまで
1時間10分とのこと。
 
荷物にへばりながらも、ほぼ標準タイムで到着。
三角点の場所は、登山道から西へ逸れて、
刈り払われた笹薮を通ってすぐだ。
天狗森の標柱などはない。
 


この、天狗森から先、
神室山の肩にある根ノ崎口分岐までが
疲れもあって、とってもしんどかった。
 
地形図ではなだらかにうねる稜線歩きなのだが、
一泊装備を背負っている身にとっては、
小さなアップダウンがこたえた。
視界が効かないので、
ガスの中に現れるピークにいちいち、
今度こそ、分岐の尾根かと期待して登っては
またその先に現れるピークに、げんなりした。
 


しかしさすがに、最後の登りは地形図でも分かるように、
この稜線歩きのなかでそれと分かるほど
傾斜がきつくなる。
 
一歩一歩をふんばりながらも
ああ、今度こそ分岐に出るのだという確信が、力となる。
16時31分。分岐到着。
ようやく主峰の肩に乗った。
天狗森から二時間かかった。
 
遠くから草刈り機のエンジン音が聞こえていて
どうやら根ノ崎口コースを刈り払ってくれているようだ。
今回のコースはどこもきれいに刈り払われた後で
とてもありがたく思う。
 

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しばし、なだらかに歩いたあと
神室山の山頂直下で下って、登り返しとなる。
疲れた私には、
ガスのなかにこつ然と現れた最後の登りは
ラスボスの風格が感じられた。
 

ラスボスといっても
40mほどの登りでしかないのだが。
17時、山頂。ほっとした歓声があがる。
 


欲張って担ぎ上げたビールと、食糧とはいえ、
こんなに疲労困憊するとは、思ってもいなかった。
 


山頂を後に、5分ほど下ると
新しくなった神室山避難小屋に到着。
ここに泊まるのが、本日の目的のひとつだ。
 
梅雨明け直後で、
さぞや大賑わいかと思いながら戸を開けると
本日の宿泊者は我々の他には3人だけだった。
 


小屋の中は、まだ新しい木の香りがする。
トイレはバイオトイレなので、まったくにおわず。
先客のパーティが一階で宴会中だったので
我々は2階を使うことにした。
ここが、2階に入ってすぐ。
 
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部屋はL字形になってその奥が、ここ。
ありがたいことに、毛布も銀マットもあった。
銀マットをありがたく使わせてもらう。
 

さっそく、水ごと袋にいれて虫出ししてきたキノコで
キノコ汁の下準備。
 

キノコ汁は、パスタのゆで汁で作る。
ベースは粉末のうどんスープ。
 
これにキノコのダシが効いて、これ以上にない美味しさ。

汗で塩分が失われた身体に、幸福感とともに染み渡る
 

こちら、パスタ。
バジルは今朝、畑から摘んで来た。
 
ピーマンとエリンギを炒めて、
レトルトのパスタソースを絡めただけ。
余ったソースは、翌日、
バケットにつけて食べるので二度美味しいし、
フライパンもキレイになる。
 

そして、肝心のビールは、
二本を冷凍直前で新聞紙でくるんで、
もう二本は完全に凍らせたものを
新聞紙でくるんで、保冷バックにいれて担いできた。
 
ペットボトルには水を凍らせて、
これは蓄冷材代わりかつ、山崎用に。
凍らせたビールは、溶けきっておらず、
冷やしただけのビールは、
冷蔵庫から出したてのようにキンと冷えていた。
今回のアルコール作戦、まずは成功。
 
1階のパーティは8時前には就寝したようだ。
外は、ガスが切れる様子もなく風が出て来た。
真夏とはいえ、夜は寒くフリースや
ダウンを着込んでちょうどよかった。
 

4時に起きたが、外は暗くガスの中。
二度寝して、5時30分に起きる。
朝食は、レトルトスープにチーズと、
バケット。コーヒー。
 
バケットは、実は、この5月に残雪を利用して、
大鏑山を目指したときの朝食の残り。
冷凍してたのを解凍して、
神室山=鏑山に持って来た。
そして今日、食べ残したパンは
今度は小鏑山に持って行くつもり。
 

7時、小屋を出る。
ガスは相変わらずだが、明るく、
空にはうっすらと青空が透けて見える。
神室山直下は、夏の花でいっぱいだった。
 

ハクサンシャジン。
 

コバイケイソウは実になっていた。
当たり年だったようで、あちこちにたくさん見える。
 

山頂に再び。ガスは上がって行きそうだが
なかなか、展望は効かない。
 

なので、2008年の画像。
晴れていれば、昨日の登山道がこのように展望できる。
遠くの三角山は小又山。手前に天狗森。
見渡す限りの稜線を昨日、
ビールを担いで登って来たのだ。
 

そしてこちらが、本日の下山コース。
 

登山道脇に、葉の陰にかくれるように咲いていた。
オオバツツジ。
 

スダヤクシュが、かわいい。
 

アリドオシラン。小さい小さい蘭。
 

ガスは、切れ切れに青空をのぞかしている。
少し待てば、上がっていくだろうか。
 

昨日、疲労困憊して辿り着いた分岐。
今日は根ノ崎方面、正面のルートを行く。
 

7時38分、九合目。
何だか徐々にガスが上がって来たので、
昨日の縦走路が見られるのを期待して、
ここでガスが上がるのを待つことにした。
 

30分ほど粘って、見えて来た縦走路。
昨日、苦しめられた最後の登りも見える。
 

稜線から谷まで、深く落ち込む迫力の景観。
 

谷底にはまだ残雪がある。後編へ続きます~。
  
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