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手持ちの地形図とガイドブックには記されていないが、
神室連峰の小又山へ至る、大又口という登山口がある。
そしてそのすぐそばには、
根ノ崎口という、神室山へ至る登山口。
この2つの登山口を利用すれば
神室連峰のぐるっと環状縦走コースが取れる。
梅雨明けが見込める土日を利用して、
小又山から天狗森の三角点を踏んで、神室山を
山頂小屋一泊して歩くことにした。

横手から山形県新庄に入り、
陸羽東線沿いに伸びる国道47号を
キャンプ場などがある白川堰堤方面へ入る。
さらに白川林道を進むと、登山口だ。
林道の状態は良かった。

大又口には、林道脇にクルマ2台か
3台は停められるだろうか。
この登山口のすぐそばの
コンクリートの橋を渡るとすぐに
根ノ崎の登山口がある。
8時23分。沢のゴーゴーという水音のなか
身支度し一泊装備の重いザックを背負って出発する。
沢が近いが、連日の雨で流されたのか
アブや蚊はほとんどいない。

登山道に入ってまもなく、
ヒラタケがわさわさと出迎えてくれた。
さっそく、本日の夜の分とひと掴みほどをいただき、
そばの沢ですすいで、ビニール袋に水とともに入れて
ザックにくくりつける。
これで山頂までには虫出しができる。

地形図を見て覚悟はしていたが
さっそく見上げるような急登がはじまる。
約200mほどがこのコース一番の泣き所。

8時50分、一合目。

登れど登れど、急。
ビールと食糧が詰まったザックが重い。
このコースは途中に水場がないので、
水も重い。

300mほど登ると緩斜面が出てきた。

あちらに見えるのはこれから向かうピーク869。
山頂を巻いて、その奥へと縦走路の尾根が伸びる。

9時44分。登りはじめて1時間ちょっとで二合目に到着。

登山道の真ん中に、
存在感のあるキノコ発見。

タマゴタケ。
右が出たばかり。左が傘が開いたところ。
こんなハデハデではあるが、実はおいしいキノコだ。
出たばかりの方を、いただいて行く。

登山道に花は乏しいものの
代わりに道中をにぎわしてくれたのはキノコ。
こちらはツエタケ。食べられる。

こちらもキノコ。
海底のサンゴのようにきれい。

でかい!

こちらもヌメリが美味しそうなキノコ。
今夜の食用に頂いて行く。

こちらは冬虫夏草。
読んで字のごとく、冬は虫で、
夏はその虫を宿に生えてくるという、
エイリアンみたいなキノコ。
ほかにもハツタケの仲間、ベニタケ、
テングタケの仲間などなど、たくさん見られた。

キノコに励まされながら三合目。
10時9分。

ピーク868は三角点があるのだが、
登山道はそのピークを巻いているので
見ることは叶わず。

10時46分。

10時49分、ピーク983を過ぎると
急斜面を下りる。
ここを下りると、小さな湿地となっていた。

越途のピーク1191へ向けての登り返しは
ロープが設置された急登ではじまる。

11時8分、五合目。
小又山までようやく半分。
ときおり小雨がぱらつくが、樹林帯に守られて
雨具を着込むこともなかった。

オサバグサらしき葉っぱがあった。

11時37分、越途ピーク1191到着。

越途を過ぎるとしばらく下り。
明るいブナの森の中を、広く刈り払われた登山道が
緩やかに伸びる。

11時45分、七合目。
ここらへんで小休止して、行動食で一息。

12時28分、八合目。

八合目を過ぎると、東に開けた視界に
片倉森の特徴的な姿が見えた。
手前の緩やかな山は大鏑山か。
5月の残雪期に目指し、タイムオーバーで諦めた頂だ。

12時50分、九合目。
斜度が増して来て、小又山直下の最後の登りだ。
このあたりから、稜線に垂れ込めるガスへと
徐々に入って行く。

山頂直下の、この一帯は
お花畑があるようだが
本日はガスで視界が効かず。涼しくていいが、
楽しみだった展望が効かず、残念。
また来いと言われているようだ。

登山道がつけられた場所は、
どうやら湿地帯のようで
柔らかな泥炭となっていた。

13時18分、神室連峰の最高峰、小又山到着。
登山口から休憩込みで5時間!
荷物が軽ければ標準で4時間ほどのコースだ。
小又山は、標高1366.7m。
神室山より1.5m、高い。
視界がよければ、この山頂も
素晴らしい展望が広がるようだ。

ひとまず休憩。
とにかく荷物が重くてバテバテ。
キウイのビタミンCと、トマトのアミノ酸が
身にしみるほどにウマイ!

ハクサンフウロが賑やかに見頃だった。
梅雨明けの空に期待して、
午後は山頂のガスが晴れていることを
目論んでの登頂だったのだが、
どうやら、雨は降らないまでも
ガスは上がりそうな気配はない。
前編はコチラビールを担いで神室山後編へ続きます。




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