
横手市山内の南郷岳の、山頂からの展望を楽しみたく、
積雪期にも一度登ってみたいと考えていた。
標高681.3m。
山頂には金峰山神社が祀られる信仰の山で、
昭和30年頃までは女人禁制であった。

地形図に記されている夏道は、
山内の共林荘という温泉から
えんえんと長い道のりが伸びる。
その、温泉脇の橋から南郷岳の山頂が見える。

だが本日は、
その共林荘を通り過ぎた上南郷の集落から入山する。
というのも、温泉からの行程はとにかく長い!
せっかくの積雪シーズン。
最短距離で山頂を目指すための尾根を探すのも
このシーズンならでは。

問題は駐車スペース。
狙っていた尾根の取りつき付近にある林道に除雪が
入っていれば、その除雪終了点が
ちょうどいい駐車ポイントになるのだが、
あいにく一ミリも除雪されていない。
が、その林道そばの公民館前、
道路脇にスペースがあった。

9:45、失礼して、公民館脇から入山。
尾根の取りつきすぐに、
神社があるのでひとまずそこを目指す。
本日はスノーシュー。
傾斜的にはワカンが楽だが、
雪がさほど締まっておらず、
ズブズブと足が沈むのも嫌なので。

9:53、取りつきの神社。
失礼しますとご挨拶がてら、お参り。

その神社の裏手から、尾根が始まるのだがなんと
小川が流れていて、思いがけず徒渉することに。
スノーシューを脱ぐのも手間なので
なんとかよじ登る。

標高300m付近まではなだらかな尾根歩き。
目指す南郷岳の山腹が見える。
山腹のピーク付近に杉の木が見えるが
あそこまで、急な登りが連続する。

ところで、登りの写真が実は全部、
カメラの設定ミスでちゃんと撮れていなかった。
なので、
登りの過程として掲載している今回の写真はすべて、
下山時に振り返りながら撮影したものである。
気持ちのいい尾根に、
登りの時点でトレースは全くなかった。

標高300m手前の痩せ尾根を過ぎると、
ここから急登が約150m。

樹木の回りは根開きが始まっている。
ユキツバキの群生がみられる南郷山だけあって、
あちこちに光沢のあるユキツバキの葉が覗く。

登りが本格的に始まる。

急! スノーシューで蹴り込みながらひたすら登る。

ようやく最初の急登も終盤に。

この先はしばし、広いなだらかな尾根歩きとなる。
あの杉の密集地点で標高500m。よい目印だ。

なだらかな広い尾根を振り返る。
なるべくまっすぐにトレースを付けてみた。

11:11 標高500m付近の杉林から南に、
焼石連峰の真っ白な峰が見えた。

11:12。
あちらに見えて来た尾根はたぶん、夏道ルート。

こちらはウサギの食事跡。
ウサギが届く範囲の新芽が
きれいに食べられていて、方々へと
ウサギのトレースが散らばっている。

こちらはコゲラの食事跡か。

11:21、山頂直下の登り。
幹が途中から二股になった特徴的な杉が出迎え。

尾根は広く、樹木もあまり混んでいないので
山スキーがあればとても楽しい一本が滑られる。
午前の日差しがとても印象的だったが、
あいにくカメラの設定ミスで
これも下山時の写真。
やっぱり日差しが違うと、印象が変わるなあ。

11:33、平坦な山頂に上がる。
あとはだらだらと歩けばいい。

11:38。山頂の金峰山神社。
雪が深い。初夏はこんな感じ↓↓。

神社の裏手が絶景ポイント。
大きな吹きだまりで出来た雪の壁に驚きながら、
西側へまわると、
真昼山塊方面の視界が大きく開ける。

西側も。あいにく鳥海山は本日は見えず。

とにかく見晴らしが良い。連なる山並みと山内村、
そして横手盆地が一望できる。

40分ほどのんびり過ごして、12:26下山開始。
ブナの新芽が出始めていた。

下山、スノーシューが苦手とするきつい斜度を慎重に。

下山時に、
スノーシューでプチ表層雪崩を起こしてみた。
表層は7、8センチほどの新雪。
その下に弱層があって、
つるっとキレイに表面の雪だけが流れた。
気温が緩んだり雪が降ったりと
せわしなく天気が変わる。
すると、こんな表層雪崩のモトができ上がる。

13:35、下山完了。
麓の共林荘で汗を流し、
帰宅途中、小腹が空いたので
山内の道の駅でざるそば大盛り。
山内にはおいしいものがたくさんある。


雪のシーズンに行ってみたいと思っていた、横手市山内村の南郷岳。
山頂から青空を見上げる。

もちろん、完全防備で。

標高680Mの里山ですが、展望が素晴らしい。
真昼山塊から、焼石岳、条件がよければ
鳥海山を眺める一等地。
詳細は後日。




コメントを書く