
神室山系の某所に山スキーを目論んでいたが
みるみる大雪となってしまい、
雪崩や雪庇が怖いので予定変更。
平鹿町の金峰山(標高450m)に向かった。
金峰山は国道13号線を
横手方面から醍醐にかけてよく目立つ、
きれいな三角形のトンガリ山だ。
西に鳥海、東に金峰山が、ふる里平鹿の景色なのだ。

本日はラッセル隊長にやまおやぢさんを巻き込んで。
積雪量が多く、
ワカンラッセルは辛そうだったので
山スキーで登ることに。
山スキーほど素晴らしいカンジキはないです!
昨年1月はワカンでした。
地形図を見て、山スキーで登れそうな尾根を探し、
本日は明沢ダム側の林道を、
金峰山の東側へ回り込み、
そこから緩めの尾根を伝って山頂を目指します。

山スキー、さすがに埋まりません。

冬の林道脇には雪帽子を被ったスギの木。

堰堤は、巨大なマシュマロになっていました。
崩れそうな雪庇の上を動物のトレースが伸びています。

枯れ葉が落ちずにチラホラと。
よくよく見ると、まゆを包んで風に揺れていました。
見上げると、そこかしこに
枯れ葉をまとったマユがぶら下がっていました。

10時。出発から30分で金峰山が見えて来た。
林道脇の堤防は明沢ダムだ。
ワカンで来た昨年よりも、さすがに早い到着だ。

ダムのほとりにはあずまやと、
看板があるがすべて雪の下。
カーブミラーもこんなになっている。

10時26分、夏道の登山道入り口到着。
道路脇の看板はかろうじて存在が分かる。

登山口には立派な鳥居。
昨年はこの下で写真が撮れたが、
今年は積雪が多くてくぐれそうにない。

夏道で使う尾根の一本南側の尾根が、
山スキーで登れそうなので、
夏道とは反対側に進んで行く。
尾根に上がるまでが結構な傾斜で、
ジグザグに高度を上げる。

本日一番の難所を登り終えて振り返る。
20mほどではありますが。

静かな林間をゆったりと登って行くと
標高450mの山の、
たかだか150mほどの登りではあるが
高度が変化するにつれ、
林の木々の種類が変わって行くのが面白い。
400m前後になると、ブナが現れ、
やがてその丈も短くなっていく。

山頂直下はなだらかな尾根となる。

山頂間近の尾根から見下ろす
西側の斜面のブナはそこそこ太いものもあり、
東側よりも立派なブナが残っている。

11時15分、神社が見えて来た。
登りは1時間足らず。
神社の屋根には1m以上の積雪。
毎年この雪に耐えている建物の丈夫さに驚かされる。

金峰山と書かれている。
起源は田村麻呂の時代に遡るようで、
大和国葛城金峰山を勧請す、と
記されているようです。
その後、後三年の合戦で知られる源義家が、
金沢柵の清原武衡征伐の際に
この辺りの霊場であった金峰山に祈願をかけ、
見事に手柄を上げたので神祠を立て興したそうです。
この金峰山の南側にある真人山も、
清原一族に大きく関わっていますね。
ひょっとして、この一帯はいわゆるパワースポットかも?

神社の戸を開けると、床にさっと吹き込んだ雪に
小鳥のかわいらしい足跡がありました。
神社の隙間から入り込んで、
寒さを凌いでいるんでしょう。
神社内は適度に広い土間があり、
あがり框に腰掛けて
休憩させてもらうことにしました。

気温はマイナス6度。
雪山の昼食は、身体が冷えるのと追いかけっこです。
本日はカップラーメンにショウガを
輪切りにして入れてみました。
即席しょうがラーメン。
これが美味しいし、身体も温まりました!

温かいコーヒーを飲み終えたら、
外も雪が降って来たので
帰りますか。
神社の回りはこんな積雪です。

おもしろ半分に雪庇に上がって崩してみましたら、
思いのほか豪快に、
トレースを起点にごっそりと崩れ落ち、
下にあったおやぢさんのスキーが
雪崩に埋まってしまいました。
ごめんなさい。

ここで、雪崩の勉強です。
新雪の上を、歩いて来て
雪庇を脚で蹴ったところ、
トレースに沿ってピシっと亀裂が走って、
新雪部分40センチほどが、
するっと落ちて行きました。
雪庇の端から、
それなりに離れた場所を歩いたのですが
見事に、トレースに沿って、
新雪部分の弱層が崩れてしまいました。
それは、もう、爽快なほどにすっぱりと。

弱層との接点はざらざらの、
こしもざらめ雪となっていて、
くっきりと境界線が出来ていました。
ちょっと力を加えると、簡単にブロック状になって
崩れてきます。これは、こわいですね。
先週、気温が緩んで出来たざらめ雪の上に、
この2、3日でどか雪が降り積もったばかりなので、
このようになりました。
大雪の後は、雪が落ち着くまでしばらく
雪崩の危険が大きいことがよく分かります。

さて、1時。
スキーシールを外して下山です。

雪は思いのほか軽くて、
久々におやぢさんのホーホー滑りです。
上手な人はつくづく楽しそうです。
おやぢさん曰く、今シーズンは稲倉にも行ったものの
皮肉にも今日の標高450mのパウダーが
一番快適に滑ることができたそうです。
20分ほどで斜面を滑り降り林道に到着。

帰りの林道は、緩やかな傾斜を
つーっとスキー板に乗っかったまま
自動的にクルマに到着。
13時50分。
帰りはすぐそばの温泉ゆっぷるに。400円。
ここはレストランもある。宿泊もできるようだ。
温泉は透明なアルカリ性の美人の湯。
ほどよい温度で気持ちがいい温泉。
本日のコースは林道伝いに登り口まで行き、
あとは山頂を目指して一本尾根を辿って登るだけ。
林道に出ることができ、迷いにくいと思う。
初心者の雪山歩きにも、手頃な楽しいコースです。
山頂の神社で休憩する時は、




低山でも十分に楽しめるようですね。
大雪で困っているばかりではなく、
春には山スキーが楽しめるかもしれないと
前向きに考えています。
これから雪が落ち着いたら、と考えると
ワクワクします。
大雪で大変だったぶん、きっちり楽しみましょう!