2014年7月13日 禿岳(小鏑山)

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禿岳は山形県と宮城県の県境に稜線を持つ。
登山コースは宮城県の鬼首から二つ。
中野田を起点とする中峰コースと
花立峠からの花立コース。
比較的易しい花立コースを選んだ。

 

駐車場から登山口と、禿岳。
神室山と同じ読みの禿岳を区別して、
ハゲカムロ、なんて呼ぶようだが、
この山には小鏑(こかぶら)山という古い名前がある。
この山に登る動機となったのがこの古い名前にある。
二年前、神室山に登ったとき、
神室山の別名があることを知り
それが「鏑山」。
何の気無しに地形図を眺めていたら、
鏑、大鏑、小鏑と3つの山が
ほぼ直線上に並んでいた。
鏑とは矢の先端に付ける武具のこと。
これを付けた矢を射ると
音が出るため、戦の合図などに用いられたようだ。
神室山の麓などは、古い時代には
戦のために歩かれた道もあるので
古い時代の軍事的な要所だったのかなど興味が募る。
3つの鏑の関連性と、由来を知りたく
とにかくこの3座に登ろうと、思い立った。

 

駐車場は県境にある。

 

8時30分、スタート。
登ってすぐに見晴らしがよく、ドライブ客なども
ここまで来るようだ。駐車場の向かいの山にも
遊歩道が付けられている。

 

ミヤマウツボグサ。

 

矮化したブナの森を行くと一合目。
しばし平坦な道。
登山道はちょうど刈り払ったばかりで広く明るい。

 

ツキヨタケ。
美味しそうだが有毒。

 

ブナは徐々にまっすぐになっていく。
ヒラタケ。残念な姿に。

 

8時51分。登山口から20分ほどで2合目。
2合目から徐々に登山道は傾斜が出てくる。

 

9時、3合目。

 

尾根に付けられた登山道からの展望が良く、
爽快な山歩きができる。
眼下には鬼首。
この土地は噴火による陥没でできたもの。
ぐるりと鬼首を取り囲んで、
外輪山の山並みが見渡せる。

 

禿岳はこの外輪山の最高峰だ。
噴火のあとの陥没で、東側が急峻に削がれ
それでこの見晴らしの良さなのだ。

 

四合目を過ぎた登りが一番キツい。
トラロープが出てきた。

 

その登りの中腹に5合目がある。
距離か何かで忠実に均等して付けられたのだろうか。
何だか、いちいち半端な場所で区切られる。

 

6合目を過ぎて禿岳の山頂が近づいてきた。

 

歩いてきた稜線と、駐車場が遠くに見える。

 

中途半端な場所に七合目。

 

登りきると、高い木はなくなって高い山の雰囲気となる。

 

最上方面が見えてくる。
こちらも古い外輪山の地形となっている。

 

こちらは鬼首。

 

10時5分、9合目。
不動明王が祀られている。

 

もう終わったかと思っていたが
ゴゼンタチバナの花が残っていた。

 

9合目を過ぎて登山道が北西を向く。
雪融けの遅かっただろう草地に
ウラジロヨウラク、イワイチョウ、イワハゼ等が咲く。

 

最後の登りは緩やか。

 

10時12分、山頂。

 

山頂から北を見ると、去年の夏に縦走した
小又から神室山への尾根が続く。
その横には、去年の春に登った軍沢岳が見える。
そして鏑山、大鏑山、そしてここ小鏑山が
ほぼ一直線に並ぶ様をリアルに目の当たりにし
とても満足した気分になった。

 

大鏑山は3つの鏑の中では一番標高も低く、山容も平凡。
ここから眺めながらひょっとして
「大」ではなく「奥」だったのではなど
仮説があれこれ湧き出てくる。

 

雨がぱらついてきたので、ひとまず樹林帯へ下りようと
山頂を後にした。
下山は来た道を戻る。
登り1時間30分、下り50分ほど。
短いコースタイムながらも、展望の良さで充実感がある。

 

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