
日曜日は待ちに待った大快晴。
新規開拓にも心惹かれたが、おなじみの山行でのんびりと春山を満喫したい気持ちも大きかったので、大人しく秋田駒ヶ岳へ。
田沢湖スキー場から通称リフト尾根を男岳に直登するルートを選んだ。

8時15分ごろ、田沢湖スキー場のかもしか駐車場に到着。
リフトは3月いっぱいは9時に運行開始。
4月からはもっと早く運行する。
かもしかクワットリフトと銀嶺ペアリフトの2本を乗り継いで高度を1180mあたりまで稼ぐ。
そこからスキーにシールを付けて、通称リフト尾根を男岳(1623m)へ登り阿弥陀池に下ってから最高峰の男女岳(1637m)に挨拶して、八合目小屋へと下り、林道を八合目登山口までだらだらとスキーで下山するというぐるっとコースが本日ののんびり春山満喫メニューだ。

9時少し前にクワットリフトが運行開始。
いさんで乗り込んで9時10分、次の銀嶺リフトに向かってみると、こちらは9時30分からの運行とのこと。なんだ、朝はもう30分寝ていられたのか。
出ばなを挫かれながらも、20分待ってようやくリフト最高点へ。
9時40分、シールを装着してやっと出発。
後から知ったが、矢留山岳会仲間のKさんが昨日入山したとのこと。
これは彼のトレースだったか。

こんな天気なので、さぞかしリフト尾根も賑わうかと思ったら今の所、登っているのは私一人。
2年前の12月の大晴天も一人だった。

ところどころ凍っていたのでスキーアイゼンを使用。
登れるところまで、スキーで登る。

振り返ると、二人組と単独の人が登ってくるのが見えた。
10時25分、スキーで登るのは厳しくなってきたので、休憩がてらスキーからつぼ足に。

スキーはザックにくくり付け、足にはアイゼン装着。
つぼ足キックステップで行けそうだったが、年に一度くらいは仕事させておきたく。

休憩していると、このルートは初めてと言う単独の男性に追い抜かれた。
お互い、大晴天の大絶景にテンション高めに会話をかわす。

山頂直下のシュカブラから真昼山塊方面。
大好きな山域だ。

ルート旗がぽつんと山頂直下でシュカブラまみれに。
田沢湖が、湖面に院内岳を映している。

途中、先ほどの男性が休憩しているのを追い抜き再び先頭に。
シュカブラをまとった山頂神社が見えてくる。

11時23分、男岳山頂。
お参りしようにも神社はこの通り。
どこが正面か、分からないが一応、今日の晴天を感謝して手をあわせ頭を下げた。

遠く、森吉山と手前に荷葉岳。その横になだらかに石黒山。

田沢湖。
湖面にその外輪山の山並みが映り込む。
あいにく鳥海山や早池峰山はモヤにかすんで展望できず。

エビのしっぽの向こうは、これから向かう男岳の北側ピーク。

咽を潤す程度に休憩してスキーは背負ったまま阿弥陀池へ下り始める。
台形の男女岳とその奥には岩手山、そして八幡平へ至るなだらかな稜線が清々しい。

男女(おなめ)岳。そしてその手前は、夏になれば阿弥陀池が水をたたえ、まわりをチングルマが埋め尽くす楽園となる。

阿弥陀小屋がぽつんと見える。
このリッジを下っていく。

リッジから振り返れば、男岳と、女岳(メダケ)。
女岳は表面温度が今なお高く、雪は溶けて水蒸気が風に流れていた。

11:47。
横岳との鞍部に到着。
ここから鳥海山が見えるのだがやっぱり本日は霞で見えず。

風がややあるが、湯を沸かすには支障はなさそう。
ここで女岳と男岳のカップルを眺めながら昼休憩とする。
日清のカップヌードル、トムヤムクンを本日初めて食べたがすっぱ辛くてむせてしまった。
がんばってスープを飲み干し、アップルパイとコーヒーでひといき。
1時間ほどものんびり過ごす。
風は時折止み、そうなると辺りはしーんと静まって日差しだけがぽかぽかと心地よい。

12時45分、シールはつけたままスキーで阿弥陀池へ下りる。
前回来た時はアイスバーンでさんざんだったが、本日は思いのほか雪がよく、転ばずに下りられた。

阿弥陀池からあちらは阿弥陀小屋。
広い。

本日はのんびりをモットーとするため、男女岳はパスして下山しようと思っていたが、何だか雪もやわらかくスキーシールだけでも登って行けそうだったので途中で気が変わって、男女岳へ向かうことにした。

今まで12月と1月、4月に来たがだいたい山頂直下はアイスバーンで難儀していた。
が、本日はこの気温のおかげで雪は柔らかく13:10、男女岳山頂。
毎回、男岳だけで下山していたのでかなり久々の男女岳だ。

山頂から、男岳、女岳のツーショット。
どこから見ても男岳は男前だ。そして女岳は熱を上げている。

丸くなったシュカブラの向こうに岩手山。

13:23、シールをはずしてさて下山。
阿弥陀小屋と、そのまわりに数人、登山者が小さく見える。
そして滑り降りる山腹は、急で見えない。
スキーはイマイチな私は、せっかくの斜面ではあるがスキーを担いでツボ足で下りたいのを我慢して、なんとかプルークボーゲンで滑り降りた。

みなさんのシュプールの美しいことよ。

あとは八合目小屋へ、なだらかな山腹をまったり滑降。
ここから先の緩斜面下山のためだけに、スキーを担いでやってきたのだ。
行く手に小屋が見えてくる。

13:37、八合目小屋。
キャットツアーの雪上車は、旧アッスルスキー場からここまで運んで来てもらえる。
たしか3,500円。

道路は雪の下。

振り返れば、至るところにシュプールが描かれている。
スキーが上手だとこの山はもっと楽しめるんだろうなあ。

ここから雪に埋もれた林道を、ときどきショートカットしながら
スキーでだらだらと下って行く。
私がスキーを担いで登ってくるのは、下山でラクをしたいがため。
林道は雪上車でアッスルスキー場まで圧雪されている。
が、途中で八合目登山口方面へ逸れないと、アッスルスキー場からえんえん、田沢湖スキー場まで歩くことになる。
本日は無事、八合目登山口へ下りてこられた。

14時10分ごろ、林道終点。
そこから林道上の雪の上をスキーで歩いて、14:38、田沢湖スキー場の駐車場へ到着。
雪で冷やしたノンアルで、咽を潤す。




グッド・ジョブ!!
覆面が似合う・・・これでコンビニには寄るなよ~
似合うと言われてこれほどフクザツな
気分のスタイルもなく・・・(^^;