2021年5月1日八塩山周回コース

2021年5月1日八塩山周回コース

八塩山は標高713メートル。
山頂が広々としたブナ林で
一角からは鳥海山が間近に展望できる。

山頂までの登り所要時間は
2時間もかからないので
ちょっと気晴らしに山ランチにでも
というとき、ぴったり。

コースは鳥居の沢口からのコースが
分県ガイドなどでも紹介されていて
人気のようだが
前平口からも、途中のブナ林が見事で
捨てがたい。

なので両方歩く。
前平口からスタートし
鳥居の沢口に降りて
15分ほど車道をあるいて戻る。

コースタイムとログはこちらYAMAPで。

道の駅東由利から
やしおいこいの森を経て
登山口へ。
登山口までのアプローチは
舗装されているが、いこいの森から先は
一車線の狭い道。
スピードを出さないよう安全運転で。

入山すぐは植林の杉林。
林床では
エンレイソウやカタクリ、
キクザキイチゲなどが
春を迎えていた。

登山口から20分ほどで展望地。
一息いれて景色も楽しんで。

展望地で標高444m。
なかなか視界がひらけていて気持ち良い。

展望地からイワウチワなどを
見つけながらゆるっと歩けば
すぐにお隣堂。
お社の前には鳥居らしきものが
倒れて朽ちている。

お隣堂をすぎると急登に。
地形図では尾根上に直登の
ラインだが、途中から巻道になっている。

急登の途中で振り返る。
急な山腹のおかげで
展望がよい。

ブナの森の標柱で一息。
地形図上の登山道とこのあたりで
合流する。
ブナ林が気持ちのいい場所だ。

ブナの森の急登を
あとひと登りで山頂だ。
まだ芽吹きもまばら。

山頂の八塩神社に出る。

そのすぐ奥に山荘がある。

中はこんな感じ。
靴を脱ぐのが面倒で
使ったことはないのだが、
広いし、着替えスペースもある。

山頂でおなじみ、
イナバウアースタイルの
ブナ。
だいぶ傷んできた。

ここからは広い山頂部分を
公園気分でのんびりと。

切れ落ちるような山腹なので
標高のわりに展望がきく。
向こうにどっしりと保呂羽山。

笹薮と切り開いて三角点。
ここが山頂。

鳥海山展望地から。
展望を楽しんでいると
ぎゅいんぎゅいんとあの音が。
宮城県沖で地震があったようだが
八塩山では揺れは感じなかった。

東屋で一息いれるか。

新緑が山腹を上がりつつある。
大きな鈍い音がして、
どうやら山腹の残雪が底雪崩を起こしたようだ。

しばらくしてから
獣のものらしき鳴き声も聞こえ、
ひょっとしたら巻き込まれたのかと
覗き込むが見えるはずもなく。

午後から雨の天気。
そのせいかあまり登山者もいない。

下山は鳥居の沢口へ。

こちらのコース途中からは
鳥海山が展望できる。

風ぴらコース方面へ。
このコースは地形図にはないが
よく整備された道だ。

急坂コースと迂回コースがある。
下山だし、急坂は遠慮しとく。
迂回の方へ。

こちらもブナの二次林が美しい。
そして迂回とはいえ急。

イワウチワが群生していた。

尾根筋の道をぐんぐんいくと
前方に難儀そうな低木が。
思わずそちらへ行ってしまうが
途中で道がなくなった。

引き返してみれば、あの
難儀な低木に気をとられ、
稜線から逸れていく登山道を
見落としたようだ。

よくある道迷いパターン。さらに
地形図にルートが記されていないと
リカバリーしにくい場合もある。
あらかじめ、コースログを
ダウンロードしておくと安心。

このコースのシンボル的な
こぶブナ。
急な坂の途中にある。

オトメエンゴサクかな。
咲きたての見頃。

延齢草とツーショットで。

カタバミも咲き始めた。

古木の倒木跡で芽吹いて
大きく育った生い立ちが見て取れる。
踏み台にして育ちました感。。。

標高が下がってくると
ところどころ
登山道に残雪がかかる。

山頂付近で通り過ぎた尾根が
右手に合流しつつある。

分岐。
鳥居長根コース。
比較的新しいコースだ。
痩せ尾根にしがみつくように
張り巡らせたブナの根っこを
踏むのが気の毒で
あまり使うことがないわたし。

気持ちのいい山腹を
ぐんぐん九十九折りの道を
下っていく。

サンカヨウが咲き始めていた。

鳥居の沢口到着。
ここから車道を15分ほど歩けば
出発点に戻る。

車に乗り込んだところで
雨が落ちてきた。

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