2016年7月16~17日 焼石岳の金明水直登コースを避難小屋泊まりで。

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梅雨明けしない週末ではあったが、

かねてから歩きたかった焼石岳界隈の

金明水直登コースを使い、

一泊山行で経塚山~東焼石岳~中沼コースを

ぐるっと周遊してきた。

天気は週初めこそ晴れ予報であったが、

みるみる顔色が変わっていき結局曇りである。

このコース、樹林帯を歩くので

ガスで展望が利かないのはさして問題ではない。

ただ、尿前沢の渡渉や沢歩きがあるので

雨によっては通行は危険を伴うものになる。

ガイドブックなどに書かれているように、

初心者だけで通るにはリスキーなコースである。

 

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胆沢ダムで7時20分ごろユラさんと合流。本日は3人パーティ。

中沼コース登山口は霧雨。

3連休ではあるがすっきりしない天気に、

駐車場はガラガラだ。

途中の林道は、

水が流れた跡が大きくえぐれていて

車高の低い車は難儀しそうだった。

金明水直登コースは、

さらにこの奥に小さい駐車スペースがあるが、

下山に中沼コースを使うので、

ここに車を停めて身支度。

 

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8時11分ごろ、出発。霧雨だが雨具を着るほどではない。

最初の難関は、尿前沢の渡渉だが、昨日までの天気では、

さほど雨量は多くなかったので、

何とか渡渉できるのではないかと

話しながらスタート。

 

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尿前沢まではだらだらと緩い傾斜を歩く。

途中、杉の木にある皮剥の跡はクマの自己主張か。

 

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登山口から30分ほどのところで、

岩を割って立つナナカマド。

ここで単独の男性が越していく。

あとで知るのだが登山道の刈り払いの人だった。

 

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8時56分、沢音が大きくなるとまもなく、

登山道は急な下りとなって

尿前沢に出る。深そうな釜が美しい。

この沢を少し上流へ進めば、

登山道の続きが対岸の急斜面に見つかる。

が、とても解りにくい。

ピンクテープがあったが木の葉に隠れて

見つけにくかったので、

おせっかいだが倒木に長めのピンクテープを

付けてきた。

 

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まあ何とか登山靴のまま渡ることができた。

この先も何度か渡渉があるが、

ここが一番沢巾がある。増水すると厳しそうだ。

 

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そして、ここが対岸の登山道。

ただの崩壊地にしか見えない。

よく見れば奥に小さなピンクテープがある。

渡り終えて、休憩とする。

 

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沢を渡ってしばらくは、やや急な登りとなる。

脇にはフリルの萼片が可愛らしいアジサイ。

 

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登山道が緩やかになると、

霧のなかに見事な幹周りのブナが現れ始めた。

伐採などされていないようで、

巨木があちこちに見られる。

 

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ゆるく尾根道をブナを眺めながら進む。

一泊装備を背負っての山歩きは、

普段ならどうってことのない斜度も

堪える。曇りとはいえ汗が吹き出てくる。

 

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標高850m付近。

ピーク1090の青岩の麓付近にくると

ふいに空気がひんやりとした。

青岩から崩れ落ちた石が累々と重なっていて、

どうやら風穴ができているようだ。

真夏の街で喫茶店に入ったような涼しさで、

みるみる汗が引いていく。

 

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古い看板がある。

このコースはさほど入る人も稀なのか

焼石岳の他のポピュラーなコースに比べ、

標柱というものがほとんどない。

しかし、

沢付近を除いてピンクテープがこまめにつけられており

刈り払いも行われていて、思ったより整備されていた。

ただし、沢沿いにはペンキマークなどはないので

注意が必要。

 

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風穴沿いの登山道。冷房完備コース。

 

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10時18分、ガレ場。青岩からの崩壊した岩が圧巻。

浮石もあるので注意して横切る。

 

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標高1000m付近。水場があった。

冷たくて美味しい。

何の標柱もない。

金と銀があるから銅名水かな、

などと話しながら喉を潤した。

 

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水場の奥には小さな湿原が広がる。

トウゲブキの黄色が華やかだった。

 

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10時48分、ピーク1090の青岩のコルに出る。

青岩乗越だ。

新コースと書かれている方へ進む。

昔はここから天竺沢へ降りて

沢を遡って金明水を目指すコースだったようだ。

青岩乗越の名前はその名残。

今は、その沢沿いの

尾根を歩くコースに整備されている。

 

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樹木が低くなり、

晴れていれば展望があるだろう尾根道となる。

 

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尾根道はやがて30mほどゆるく下って、

天竺沢と再び合流する。

 

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本日は至るところでモミジカラマツが花盛りだった。

 

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そしてコメツツジも多く山腹を覆っていた。

 

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さてまた渡渉かと思いきや、

あの小滝の右側が登山道のようだ。

もはや気分は沢歩きだ。

 

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シナノキンバイが沢沿いに。

 

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天竺沢と登山道は何度も交差を繰り返す。

いっそ沢歩きしたほうがいいくらいだ。

登山靴では滑りそうで怖い。

 

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ここなんか、沢歩きそのものだ。

水量が多いと厳しそうだ。

 

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終盤、登山道は沢となる。

 

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11時51分、苔むした沢を越えていき、

大きな岩を過ぎれば金明水は間も無くだ。

 

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11時53分、沢歩き終了。モミジカラマツの街道に。

 

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11時55分、金明水到着。

水は豊富に流れ落ち、冷たい。

顔を洗ってさっぱりし、ビールを冷やす。

 

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金明水から振り返れば標柱。

このコースでようやく見た唯一の標柱。

 

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金明水小屋はガスの中。予定通り12時の到着。

 

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小屋の前にはベンチと広場。

天気が良ければ、外でビールを楽しめそうだ。

 

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まだ他に誰も到着していないので、

2階の南側に荷物をデポ。

小屋の作りは前室にトイレと、

雨具などを干すスペース。

小屋の中はちょうど三ツ石山荘に似た作りで、

とても使いやすそうだ。

そして2階へはハシゴと

階段が用意されていて、これはラクだ。

マキストーブもある。

 

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12時37分、昼食を終えたら経塚山を目指す。

登山道は大きくえぐれた道。

 

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キヌガサソウ。もう実になっている。

花びらと葉は同数となる。

 

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12時56分、

天竺山へのルートは立ち入り禁止状態。

最初のうちは道があるが、最後は藪漕ぎになるので

安易に登山者が入らないようにしているのか。

 

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天気は持ってくれていて、

乾いた登山道を歩くことができた。

ずっと沢歩きだったので、とても快適。

 

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焼石岳から夏油温泉へ抜ける人気コースのため

こちらのコースは立派な標柱がこまめに立っている。

が、現在夏油温泉と経塚山の橋が壊れていて、

ここを利用する人はかなり減っているようだ。

どうしても夏油温泉へ抜けたければ、

沢まで降りて渡渉し

登り返すことになる。

 

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ミネウスユキソウ。

 

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稜線はガスで展望はない。ちょっと残念。

 

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そろそろ経塚山が見えてもいいのだが、ごらんの通り。

遠くに草刈機の音がする。

今朝、追い抜いて行った人が、

この先の刈り払い作業をしているようだ。

おかげで快適な山歩きができる。

 

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トウゲブキが花盛り。

 

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葉が輪生しているのでクガイソウ。

トウゲブキの黄色と補色関係の色彩が

鮮やかだ。

 

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ハクサンシャジン。

 

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センジュガンピ。

 

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レイジンソウ。

 

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と、花に引きとめられなかなか先へ進まない!

経塚山の雲海から下山はコチラ

 

 

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