
ナンとかの一つ覚えみたいに神室連峰ばかり
行くわたしだが、好きなものはしょうがないもの。
今日はその南端、新庄市の杢蔵山に日帰りで。
標高1026m。
山屋キャンプ場の奥にある登山口から
沢コースを登り、林道コースを下山してきた。
アプローチの林道は若干轍がえぐれているものの
インプレッサでも余裕で通れる。
あわよくば山荘に一泊したいなとも
思ったが、天気はイマイチ。
今朝は、起き抜けに雷が轟いた。
だがすぐに雷雲は抜けるだろうと
日帰り予定で横手を出発する。

8時半ごろ登山口到着。
駐車場は割と広く、山菜採りか渓流釣りの
車が一台、先客で。
暑いか寒いか判断つきかねる季節。
薄手のウィンドブレーカーを着て、
8時42分出発。

しばらく植林地を進むが、
ちらほらと春の植物がほころんでいる。
こちらはおなじみ、キブシのプランプラン。

沢コースということで何度か渡渉しながら
戸前川の脇の登山道を進む。

8時52分、分岐点だ。
正規コースと、渓谷遊歩道。
最終的には遊歩道も正規コースに合流する。
じゃあ、渓流遊歩道を行ってみようか。

登山道わきにはキバナイカリが
咲いたばかり。

渓流遊歩道、雪解け間もないせいか
藪が道に覆いかぶさっていて
歩きにくそう。なので結局引き返す。

正規コースに戻れば
あちこちに美味しそうな芽吹き。
こちらはゼンマイ。

こちらは食べやしないが
シダの類。立ち上がったばかり。
揃えた長くつか何かのようだ。

はい!コシアブラも登場!

沢コースはしばらく緩い勾配を
だらだらと。
イカリソウが多い。

9時14分、不動明王を祀った石碑。
このあたりが一の滝。
ここを過ぎればまもなく植林地を抜ける。

新緑が美しく
なかなか足が進まない、いいコース。

イカリソウ街道は
キケマン街道とときどき入れ替わる。

えんえんと沢沿いを歩くコースは
ちょうど神室山の有屋コースや
役内からの西又沢コースに似る。

今年初のヒトリシズカの団体さん。

小沢を越える。
板の橋は滑りそうだったので
その脇を。

ミチノクエンゴサク。

道沿いの急斜面には
かなり辛い体勢の大木がときどき
現れる。

沢はだいぶ下になり
登山道は急な山腹を巻いて行く。

対岸のスラブと戸前川。

ワサビの花。見頃だった。

この季節の山歩きは、植物に
目がいってしまいどうしても時間がかかる。
ガイドブックの標準タイムをかなり
オーバーしている。が、足早に歩くには
もったいないほど、どこもかしこも美しい!

二俣に9時43分。
登山道を横切る小沢のわきに
アズマシロガネソウ。
黄色い丸っこく咲く花びらの一枚に
紫が入る、かわいらしい花だ。
まだつぼみ。

三の滝を見に行くと
ムラサキヤシオ。

9時44分、三の滝を眺める。

一息入れたところで
急斜面を登り、てっきりこのまま
尾根に突き上げるのかと思ったら、
まだしばらく沢沿いの道が続いた。

沢沿いの登山道は崩壊しがち。
迂回路があり、わずかに登って下る。

迂回路から正規コースに合流。

渡渉点。大きな岩に杢蔵山荘のプレートが
くくりつけられている。
水量が結構あり、渡るのを戸惑う。
渡りやすそうなポイントを探して
上流へ回り込んだ。
登山靴とスパッツがあるので
一瞬の水没ぐらいなら濡れる心配も
ないのだが、カメラもあるし
転びたくないのだ。

上流から渡渉し、わずかな距離を
登山道へ戻るのを無精して
そのままブッシュを詰め上がってコースに
合流した。だいぶ急斜面で途中、後悔したが
強引に突破。疲れた。

正規コースにはイワウチワ。

沢がだいぶ眼下となる。

10時15分。
山腹に大きな岩が露出したあたり、
こんなところに水場があった。
飲んで見ると柔らかくて美味しい水。

マンサクの花にほっとする。

登山道は谷側が急。
今日は道が濡れているので滑りやすく
注意しないと落ちそうだ。

緩やかな滝が出てきた。

このあたりから主稜線に向けて山腹を
上り詰める感じになる。

七曲りの坂の看板。

雪解け間もない道は
雪に押しつぶされて寝ている笹で
ときどき分かりづらい。
この季節は雪が消えたとしても
ルートをつかみにくい。
山腹を七曲りというよりは九十九折に
登って行く。

結構な急斜面の巻道に残雪。
実線がコースだが、倒木もあるので
危なげで、点線を。
滑落しそうでわずかな距離だが緊張する。

その緊張する残雪を通過したところで
心臓破りの坂の看板。
10時48分。

10時51分、主稜線への最後の登りは
見事な雪渓。ここで景色を眺めながら
一息いれる。
ここまでくればブナもようやく
芽吹いたばかりとなり、季節が巻き戻される。
雪が汚れて見えるがあれは
ブナの芽吹きの際の鞘が落ちているのだ。

雪渓を過ぎると
樹木は矮小化する。空が近い。

11時18分。稜線に飛び出ると
すぐに小屋も目に入る。

振り返れば新庄市の眺め。

11時20分。杢蔵山荘。
今朝の雷のせいか、誰もいない。

さっそく鐘の音を。
じっくり歩きすぎてだいぶ時間がかかった。
続きはこちら!




コメントを書く