2019年3月21日 モンベルでレインウエア修理してもらった

2019年3月21日 モンベルでレインウエア修理してもらった


モンベルに修理に出していたレインウエアが
活躍シーズン到来の春を前に戻ってきた。


修理箇所はコレ。
縫い目部分のシームレステープ。
昨年、ぺらぺらと剥がれてきていたのだ。

シームレステープが剥がれてしまうと
いかに優秀なゴアテックスの雨具とはいえ
どうしても雨水が浸透してきてしまう。
そもそもこのテープが剥がれてしまった理由は、
第一にかなり古い点。20年以上も前に買った年代物だ。

モンベルに持って行ったら、
「これは・・・・
いつ頃ご購入されたものでしょうか・・・」
と若い店員さんに珍しがられた。
下手すれば店員さんが生まれる前のものかもしれない。

第二に洗濯機。汚れを落とす際に洗濯機で洗ったら
一気に剥がれてしまった。
おそらく古くてくたびれていたところへの
洗濯機はダメージが大きかったのだろう。
洗いあがったらべろーっとテープが剥がれていた。


テープだけでなく裏地もだいぶ傷んでいるのだが。。。
最初、モンベルに持って行ったら
もしかすれば、修理できないかもしれないと
言われたが、なんとかトライしてもらった。

修理には2、3週間かかると言われたので
冬、レインウエアのオフシーズンを待って、
修理を依頼したのだ。費用は3,600円くらい。
新しく購入するよりは桁違いに安く済んだ。


ついでに古いタイプのレインウエアの大きな特徴が
これ。ジッパーの上に2枚、フラップがあり
雨風の侵入を防ぐ設計になっている。


フラップの奥に、ジッパーがある。
デュアルフラップ&レインガーター、と呼ぶらしい。
最近のものはこのフラップが不要だ。
見た目もすっきりとスタイリッシュだし
何よりフラップがない分、軽量になる。

数十グラムの差でも登山では侮れない。
モンベル製品ならば「アクアテクトジッパー」という、
構造そのものによって雨風の侵入を阻止するものだ。
おそらくどのメーカーも主流になっているのだろう。

また、最近はゴアテックス以外にも
防水透湿性に優れた素材が開発されており、
価格もゴアよりも割安になっている。
が、スペックを見ればまだまだゴアに軍杯が上がる。
山を長く続けるならば、個人的には
ゴアテックスを選ぶ。
雨具の素材のスペックとして注目するのは

1、耐水性
これは生地に染み込む水の力に耐える数値のことで、
測定方法は生地1センチ四方に対して
筒状の器具を置き、これに水を入れて
何メートルまでの水圧に耐えられるか、で測定。
なので単位はmmで表される。

モンベルのカタログでは
ゴアテックスは50,000mm以上。
モンベル独自のドライテックで20,000mm以上。
登山でのレインウエアは耐水性20,000mmあれば
良いとも言われるので、ドライテックでも
スペック的には問題ない数値。

この20,000mmという数値は天気では
嵐などの暴風雨でも耐えられる目安だ。

2、透湿性
レインウエア内のムレを逃す能力。
登山では夏は特にだが、行動中は冬でも
かなり暑いもの。
そこへ雨でレインウエアを着ての行動となれば
ムレをスムーズに排出できることはかなり重要。
汗は低体温症の原因にもなるし、なるべく
かきたくないものだ。

数値はその生地が24 時間にどのくらいの水分を
排出するかで表されている。
ゴアテックスは25,000g~98,000g/㎡
モンベル独自のドライテックで5,000g~20,000g/㎡
他のメーカーから透湿性については
ゴアテックスよりも高い数値のものもある。

激しい運動では1時間あたり約1000gの発汗と
言われるので、透湿性の値と同じく24時間に
してみれば24,000g。
単位は1平方メートルあたりだが、まあ
体を覆うレインウエアってそのぐらいかなと
考えれば、24,000g以上の透湿性があれば
そこそこ快適、という理屈になる。

ただし快不快は個人差があるので
絶対的なものではないが。

まとめ
レインウエアは登山には必須アイテム。
雨以外であっても
風や寒さに対しての力強いシェルターになる。
高価ではあるが、遭難対策の基本アイテム。
価格で選ぶものではないのだ。
それに丈夫なので一度買えばわたしのように
20年以上、使い続けることができる。

購入をご検討されている方は、ぜひしっかりとした
雨具を迷わず選びましょう!
中古でも状態のいいものが出回っているので
もし節約するならば、ネットで探してみても
いいかなと思います。

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