
最近は週末に好天が巡ってくるようだ。
とはいえ、思いのほかたくさん降った初雪で、
アプローチできる山域も限られて来た。
本日は、確実にアプローチできる高松岳へ、
泥湯温泉から。
泥湯温泉から。
と、目論んだものの、積雪のある登山道に歩は進まず
本日はその手前の小安岳までとなった。
小安岳は1292mのピークに一等三角点がある。
登山道はその南の1301mの
小安岳山頂の標柱まで付いてある。
小安岳山頂の標柱まで付いてある。

7時に横手を出発。8時過ぎ頃、泥湯温泉に到着。
泥湯温泉の脇にある広い駐車場には、
さすがに登山シーズンも紅葉シーズンも終わったせいか、
キャンピングカーが一台停まっているだけ。
晴れているとはいえ、
厳しい冷え込みで駐車場のアスファルトは
厳しい冷え込みで駐車場のアスファルトは
ツルツルに凍っていた。

8時30分、出発。
駐車場のすぐ脇に、高松岳への登山口がある。
本日の装備は、ワカンとストック、
冬用登山靴に冬用アウターズボン、
冬用登山靴に冬用アウターズボン、
上着には防風程度のヤッケ、
フリースのグローブと、毛糸の帽子。
フリースのグローブと、毛糸の帽子。
けれど、きっと暑くなるだろうから、ザックには
スリーシーズン用の帽子と薄手の手袋。
そして、休憩中にはきっと寒くなるだろうから、
ユニクロのダウン。
ユニクロのダウン。
このシーズンはこんな調子で、荷物が増えるのだ。

この登山口は2010年以来。初冬に来るのは初めてだ。
雪がどのくらいあるか、
不安だったが、登山口から新湯までの、
不安だったが、登山口から新湯までの、
急な山腹に付けられた登山道は、こんな感じ。
ときおり、ささやかな雪崩れ跡に
ブロック状に雪が付いていた。
ブロック状に雪が付いていた。
落ち葉も多く、滑りやすい登山道だ。
雪がもっと付いたなら、雪崩れの危険がとても高い。

9時ごろ新湯通過。
もうもうと湯気があがり、この季節には魅力的。
ちなみに、ここに入浴施設はない。
沢を横切って、登山道を進む。

新湯から登山道は90度、進路が西向きに変わる。
そして、登山道を覆う雪もぐっと増えた。

間もなく尾根にあがって、進路は再び南東に向く。
雪の上には、今年豊作のブナの実が
ずいぶんたくさん落ちていた。
ずいぶんたくさん落ちていた。
せっかくなので、ひとつ拾って食べてみる。
ひまわりのタネのような味がした。

尾根の上にはこんな、ブナ。雷でも落ちて焼けたのか。
ブナは、幹の外側だけになっても、
水を吸い上げ逞しく生きる。
水を吸い上げ逞しく生きる。

地形図上では登山道は、このまま尾根伝いに進むのだが、
実際は、尾根の西側の山腹を巻くようにして付いている。
進むうちに、
山の陰になっていた太陽がようやく見えてきた。
山の陰になっていた太陽がようやく見えてきた。

差し込む朝日。

急な山腹に、雪まくれが、あちこちに出来ていた。
こちらはツイン。

そして、急な山腹を
縦横無尽に横切るのはニホンカモシカか。
縦横無尽に横切るのはニホンカモシカか。
本日、兎のトレースも。

すっかり葉が落ちたブナや樺が、
広い青空に枝を張り巡らしていた。
広い青空に枝を張り巡らしていた。
本日、冬ならではの深く澄んだ青空に
何度も立ち止まっては、長いこと見とれてしまった。

初冬ならではの見晴らしのいい登山道から
彼方に高松岳。その頂にはぽつんと小屋が見える。

灌木が現れてくると空はいっそう広くなる。
新湯から、このあたりまでの実際の登山道が、
地形図に記されているものよりも
地形図に記されているものよりも
大きく西にずれていることに気がつかないと、
今日のように、雪で登山道が不明瞭な日などは
ちょっと右往左往することになる。
ちょっと右往左往することになる。
実は、私がそうだった。
何とか夏道が拾えるからと、
ここまで地形図も見ずにやって来た。
ここまで地形図も見ずにやって来た。
そして、右手にピークが見えて来たので、
てっきり1246mのピークだとばかり思った。
しかし、高度計と、新湯からここまで歩いた距離と、
周りの地形を地形図に落とし込んで
現在地を捉えようとすると
現在地を捉えようとすると
まったく整合しない。

おかしいなあと思いながらも、
2年前に歩いたときの夏道の、半端な記憶をたどると
まあ、確かにこのルートだ。
そのうち、見覚えのある小さなガレ場が
雪と笹の中に見え、
雪と笹の中に見え、
なんだか地形図と合わないが、
これは小安岳の山腹だなと考える。
これは小安岳の山腹だなと考える。

ピンクテープも発見。
ならば、このまま直登しようかと試みた。

が、濃い笹薮に半端に雪が付いているだけだから、
踏み抜いたり、笹に滑ったりと
その歩きにくいことと言ったらなかった。
こりゃだめだと、早々に夏道に戻る。

11時39分、小安岳と高松岳の分岐。
本日、高松岳をゴールに考えていたのだが
ここでようやく、高松岳までのルートの半分だ。
夏道の倍近く時間がかかってしまっている。

今日は、小安岳でランチして下山だなと、予定を変更。
晴れていても、冬の日差しは傾くのが早い。
遅くとも15時には下山できるプランが安心だと思う。
小安岳は、実はまだ一度も登ったことがなかった。

分岐からは、灌木の間の
気持ちよく開けたルートを進む。
気持ちよく開けたルートを進む。
つぼ足では、ときおり膝までぬかるので、
ワカンを装着。快適。

11時55分。小安岳山頂。シャクナゲなどの灌木がある。
ここで1301m。北へ進めば一等三角点がある。

三角点はあのピーク。

三角点まで行かずとも、小安岳からの展望は抜群。
東に焼石連峰。

南東に栗駒山。

もちろん、高松岳。・・・遠い。

南には虎毛山。山頂に小屋が見える。

高松岳と山伏岳、セットで。

風もなく、日差しも暖かなので山頂で1時間ほど
ラーメンとコーヒーを楽しんだら、
冷えていた足先にも体温が戻って来た。
冷えていた足先にも体温が戻って来た。
13時、下山開始。

13時19分。分岐。見晴らしを眺めたりで
時間がかかる。

初冬の青空はいよいよ高く澄んでいる。

午後になると、午前中より光線が柔らかく、
黄色みを帯びてきた。

小安岳直下にある水場。
掘り起こせば、水は採れそうだ。

このコースは、このように
急な山腹を巻いて刻まれた登山道が多い。
急な山腹を巻いて刻まれた登山道が多い。
そして、樹の根が落ち葉や雪の下になって
ゴツゴツと横断しているので、時折滑りそうになる。
夏場も歩きにくいが、この季節はさらに歩きにくい。

登山口が近づくと、登山道に並行して
太いパイプが現れる。
温泉が流れているようで、触ると温かかった。
ちなみに、あの山腹が登山道。
雪が付くと、難儀しそうだ。

下山中、雪がとけた倒木になめこが顔を出していた。
おそらく雪の下に結構あっただろうが、
本日はここだけ。
本日はここだけ。

15時20分、駐車場に戻ってきた。
今日は丸一日、快晴。
泥湯温泉の熱い湯で、温まって帰る。
国道13号線に出ると、
まん丸い月が登ってくるところだった。
まん丸い月が登ってくるところだった。



