2018年11月4日 八塩山で鳥海山を愛でる

2018年11月4日 八塩山で鳥海山を愛でる


鳥海山がかっこよく雪化粧で
決めてきたので、鳥海山の展望のいい山へ
登ろうと、丁岳へ登ることにした。

山岳会のメーリングリストへ登山届けを出したところ、
ミキティからメールが入り丁岳は今、
橋が崩壊していて通行止めとのこと。

丁岳の登山口からすぐにある橋だろうか?
メールによるとキノコ採りたちが
渡渉して入山しているようだが
対岸の岩を上るのが危険っぽいとのこと。
む~ん、ますます登りたくなってきたから
困ったもんだ、われ。

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ということで、8ミリザイル携えてやってきた。
が、登山口のさらに手前で通行止に。
登山道の橋だけでなく
林道の途中の橋も工事とのこと。
さすがに、8ミリザイルじゃ
インプレッサどうにもならねえ。。。

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ということで、鳥海山を愛でるために
八塩山にやってきた。
由利本荘市の標高712mの山で
麓にはボツメキ湧水群があって驚くほどに柔らかい水が湧いている。

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どこから登ってもよかったが
たまたまたどり着いた登山口が前平コース。
看板には所要時間1時間10分とある。

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駐車場には他に誰もいない。
新緑の頃は大変な賑わいだったので
てっきりいつも登山者がいる山だと思っていた。
10時40分出発。

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しばらくは杉林を歩き、
やがてカラマツも混じるようになる。

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キノコがあるかなと袋を用意していたが
杉林相手じゃあ、スギヒラタケくらいしかない。
静かな林をもくもくと。

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杉林を抜けると、登山道は急に明るくなる。
紅葉の色彩のせいなのか光が入るせいなのか。

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10分ほど上ると見晴らし台。
ベンチもあって視界も開け、
ここまででもいいんじゃないかと
お腹の空き始めた登山者は考える。

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展望。

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ベンチ脇にはツルアリドオシの二つの角の実。

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見晴らし台からしばらく平坦。

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ほどなくして八塩神社。
様子からしてもう御神体はいらっしゃらないだろう。

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杉林が完全になくなると、
落ち葉の敷き詰められた登山道。
杉がなくなると、もうスギヒラタケすら見当たらない。

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紅葉は終盤だが、光が入って鮮やかに輝く。

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頭上も華やかだがこの季節は足元も輝くのだ。

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山頂が近づくにつれ勾配が徐々に増してくる。
太いロープが張られている。

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紅葉に励まされながら登る。

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11時27分「ぶなの森」。
このコースで最も美しい場所だ。

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だれかが穿った跡。

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山頂まであとわずか。
素直に伸びたブナが美しい。

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足元にはブナの葉っぱがぎっしり。

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11時41分。八塩神社到着。急な登りもここまで。

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低山とはいえ、北東側が
結構急な山腹なので、眺めがよい。
雄長子内岳と同じ現象だ。

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古いガイドブックにはおなじみだった、
窓になっていたブナもついにこんな姿になっていた。

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神社から先はどこぞの公園かと
目を疑うような真っ平らな遊歩道に。

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三角点はその「遊歩道」を逸れたところに。

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あづま屋が見えてきた。どうやら誰もいないようだ。

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鳥海山の展望地は、このあづま屋の
西側にある小道を辿ってすぐである。
誰もいないので腰を据えて眺める。

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今日の山ラー。まだ夏気分である。

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スイーツにはお汁粉。

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のんびりランチを済ませたら、
あづま屋から下界を見下ろす。
上の雲ふたつの影が、下界にできていた。

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足元は結構危ない。

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さて、下山は往路を。
落ち葉で滑りやすいのでこの急斜面は手強い。
濡れていたらもっと大変だろうな。

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ところで、下山口にあった看板。安全速度40分。

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もう夕方のような日差しに急かされるように
下山するが、まだ時刻は13時。
晩秋の午後の影は長い。

ゆっくり下山して13時30分ごろ車に到着。
のんびりと紅葉と鳥海山を堪能できて
満足の週末である。

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