来た。
1月の丹沢の合否結果通知。
登山ガイドステージⅡ資格取得中であるが
その検定のなかのひとつ、
安全管理技術検定の結果がここに届く。
そう、まだまだ先のことだしと
練習サボっているうちに雪国秋田は
すっかり冬になってしまい
ワカンを履いて吹雪の中ラッセルしつつ
ロープワークやツエルト張りの
練習をした涙の検定科目だ。
合格の自信は正直あるが
だが開けてみるまでなんとも言えない。
開けようかどうしようか躊躇していると
シュレディンガーの猫について考え始め
現実逃避がはじまるのだ。
そう、量子力学の確率についての解釈を
マクロなわかりやすい世界に拡張したあの話。
箱の中の猫は生きている状態でもあり
死んでいる状態でもありという
観察するまで、人が干渉するまで
その状態は確定しないという。
・・・だいぶ端折ったな。話。
つまりこの封を切るまでは量子力学的には
わたしは合格している状態であり
不合格している状態でもある。
ま、そもそもすでに検定員がその結果を
「観察」しているわけだから
すでにコトは確定しているんですがね。
早い話開けるのがこわい~。
通知開けるの怖くて数日ぶりに
新聞読んで逃避しているんだよと
大学受験真っ只中の甥っ子にぼやいたら
じゃオレが開けてやるよと言う。
万が一、声高らかに
ふごうかく!なんて読み上げられたら
ふがいないし、甥っ子にも縁起が悪いので
黙って通知とともに部屋に篭った。
シュレディンガー!頼んだよ!と
思い切って封を開けると
「合格」!いえい!
さて、この週末は史上最強の寒波が
到来しつつある中ではあるが、
積雪期ルートガイディングの
養成講座参加のため2泊三日で秋田駒にこもる。
宿題のガイド資料もこれこの通り!
地紋に雪の結晶をほんのりと散らし、
タイトルにじわっとぼかしを入れて
文字の存在感を印象的にしたりと
ムダに凝ってようやく完成。
この週末はきっと今の気温で緩んだ雪に
史上最強寒波でキンと冷えた雪が積もって
分かりやすい弱層ができるんだろうな。
そして寒いんだろうな・・・。
そんな状況なので先日の日曜は
近所の真人公園でロープワーク。
駐車スペースもあるし
何よりこんな雪の中にやってくる人も
いないので手頃なロープワーク練習地だ。
積雪期のツエルト張り。
底辺のバランス適当すぎた。
前のめりなツエルトになってしまった。
横方向へのロープ張り練習。
久々にミュールノットした。手が覚えていた~。
始点をエイトノット、支点でクローブヒッチ、
終点でムンター、ミュールノット、本固定。
まずまずスムーズにできたかな。
ムンター引き下ろしなどやってから
三分の一引き上げも。おお。覚えているぞ!
午前いっぱい練習したら
真人公園からすぐにある「でん吉そば」で大盛りを。
ここの蕎麦はつくづくおいし~。
蕎麦を食べる背後は薪ストーブでぬくぬく。
薪ストーブの前にはシュレディンガーではなく
でん吉そばの猫様の御成り~。
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