2012年5月20日 ころげそうな狐狼化山

2012年5月20日 ころげそうな狐狼化山


国道342号線を東成瀬村から須川温泉へ向かう途中、
開通したての新しいトンネルを抜けると
目の前に見えてくるのが
狐狼化山。ころげやま、と読む。
標高1015.5m。


名前に惹かれて、登ってみたかった山。
登山道はなく、しかも急峻な地形。
唯一ゆるやかな南斜面から、残雪を使ってアタックした。

コースタイム========
8:30 出発
10:30 山頂
12:00 下山終了


大谷地遊歩道の入り口に
クルマ2台ほど置けるスペースがあったので
ここからスタート。
湿原の雪融けはだいぶ進んでいたが
朝の雪は締まっていて歩きやすい。


湿原から、狐狼化山のあの尾根を目指す。
本日のルートにと目論んでいた雪は
何とか残っているようだ。
なければ、薮こぎ修行が待っている。


8時30分、出発。雲一つない晴天。
見上げると、ブナの花が咲いていた。


こちらはイタヤカエデ。
満開。


イタヤカエデの花アップ。


こちらの赤いのはハウチワカエデ。


ハウチワカエデのアップ。


伐採の生き残りのブナなのか、
このあたりで目立って立派。


ちょっと薮こぎして、尾根に上がると
そこには、広い雪原が待っていた。


どうぞ通ってくださいと、狐に化かされているかと
疑う程に、歩きやすい残雪ルート。


南を見れば、秣岳から栗駒山までの雄大な景色が広がる。
今日は栗駒山の山開きがあるようだ。


眼下に愛車発見。


雪の上には、ブナの鞘はじめいろんな木々の
鞘が脱ぎ捨てられている。


尾根の南に出来た雪庇の、
今の季節限定の登山ルート。
ちょうど人が通る程度の巾で山頂近くまで伸びている。


ルートが北北東に向かうあたりで雪が途切れ
薮こぎ。


で、また残雪登山道が出てくる。
このあたりからは、東山や焼石岳が前方に見える。


今年初のタケノコ発見。
この山の笹はかなり太い。案の定タケノコも
こんなに立派。


マイヅルソウはまだ蕾。ツクバネソウは咲いたばかり。


山頂間近になると、雪はなくなったものの
鉈目が随所にあり、踏み跡ができていた。
おかげで薮こぎすることなく、
快適に痩せ尾根を楽しむ。

東側は、地形図でも分かるように
急な地形で、山の名前通り「ころげ」そうに
切れ落ちている。


山頂間近の西側斜面に、
イワウチワが遅い春を謳歌していた。
今年の見納めかな。


10時30分、山頂の広場に出る。
思わず歓声が出るほど気持ちのいい新緑の山頂だ。


三角点と、小さな看板があった。


山頂からの栗駒、秣岳方面の眺め。


さて、下山は眼下の湿原の
柔らかな新緑に誘われて、下りてみることに。


結構な斜面を薮に掴まっての急降下。


下りてしまえば、緑の楽園。
青空と新緑と残雪の色彩が、目に染みる。


下りて来た残雪を振り返る。
湿原はまだ雪の下だが、ところどころで雪融け水が
小川になって、コロコロと心地のいい音をさせて
流れていた。


湿原の雪は、あまり踏み抜くことなく快適に
歩くことができた。
それでも、雪を使って
好きな場所を歩き回れるのも
今日までか。


歩いたルートがあの白いライン。
見上げていると、大きな鳥の影が走った。
影の主は大きく広げた翼に白い模様。イヌワシだった。
しばらく旋回して、何か見つけたのか
まっすぐに南へ飛んで行ってしまった。

12時、クルマに到着。
帰りはジュネス栗駒スキー場の温泉。

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